「アジアだじゃれ音Line音楽祭」開催!(令和3年9月12日)

東南アジア×だじゃれ音楽。国際色豊かなフェスティバルへおうちから参加しよう!


千住の1010人 from 2020年」の一環として、2020年度から作曲家・野村誠と市民メンバーである「だじゃれ音楽研究会」を中心に、タイ、インドネシア、マレーシアの作曲家と交流しながらオンラインで新しい音楽表現を生み出す実験を重ねてきた千住だじゃれ音楽祭。そんな活動の集大成として、トーク・作品上演・ワークショップを盛り込んだフェスティバル「アジアだじゃれ音Line音楽祭」を、2021(令和3)年9月12日(日)に開催いたします。

★ 当日の配信はこちら [音まちYouTubeチャンネル] から

第1部では、リモートでコラボする新作「だじゃれ音楽」の公開のほか、長年ユニークな活動を行ってきた東南アジアの作曲家3名のインタビュー映像(多言語対応)も発表する予定です。第2部では、タイのアナン・ナルコン、インドネシアのメメット・チャイルル・スラマット、マレーシアのウン・チョー・グゥワンが勢揃いし、さらにはジャワ舞踊の佐久間新、カンボジア国境近くのタイのジーグデーク村に住むアーティストヨードとその子どもたち、インドネシアの民族楽器バンドのガンサデワも参加し、日本語、英語、インドネシア語、タイ語が飛び交う多言語カオスを味わう参加型オンライン・ワークショップの開催も予定しています。そして、1部&2部の間のトークタイムでは、インドネシアを拠点に活動する美術家の北澤潤をお迎えし、本企画ディレクターである野村誠とのスペシャル対談も配信予定です。

言語や思想、宗教や理念などが違うさまざまな人々が参加し、新鮮な音楽の探究の場になることを願います。アジアのネットワークとだじゃれ音楽の輪がますます広がっていくアジア×だじゃれ音楽の祭典へぜひ、ご参加ください。

▶ 企画概要
千住だじゃれ音楽祭 presents 千住の1010人 from 2020年
「アジアだじゃれ音Line音楽祭」(Asia Online Festival of Pun-filled Music)
日時:2021年9月12日(日)15:00〜19:00
出演:野村誠、佐久間新、アナン・ナルコン(タイ)、メメット・チャイルル・スラマット(インドネシア)、ウン・チョー・グゥワン(マレーシア)、ヨード(タイ)、ガンサデワ(インドネシア)、北澤潤、だじゃれ音楽研究会 ほか
視聴料・参加費:無料(通信料はご負担ください)

視聴方法:[音まち公式YouTubeチャンネル]から当日の様子をライブで視聴いただける予定です。

第2部「オープン・ワークショップ」参加申し込み方法(定員50名程度)
《参加方法》
1. こちらの[Googleフォーム]からお申込みください。(締切:9/9迄)
2.詳細はお申込み後、当日までに記入いただいたメールアドレスへお送りいたします。
※各回定員がございますので、お早めにお申込みください。
3.事前の練習会はございません。当日、自分の申し込んだ回がはじまる5分前に指定したZoomのURLから入室してください。
4.時間になりましたら、野村誠さんやゲストの方と一緒に演奏実験をおこないます。所要時間は約1時間半です。おうちにある音のなるものを持参してください。
5.当日の様子はYouTubeにてライブ配信されるほか、映像や音源の一部は2022年に公開予定の映像音楽作品に収録されます。また、当日のYouTube配信はアーカイブ公開され、本事業の広報などに使用いたします。予めご了承ください。

Googleフォームからのお申込みが難しい場合には、事務局(info@aaa-senju.com)まで件名に「だじゃれ第2部ワークショップ」と記入し、「お名前」「連絡先」をご連絡ください。当日までに、ZoomのURLを個別にお送りいたします。

★ 事前のZoom設定については、こちらの[PDF]もご覧ください。
※ info@aaa-senju.com からのメールを受信できるようご設定ください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。

◆本企画ディレクター

野村誠|Makoto Nomura

1968年名古屋生まれ。作曲家、ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者。クラシック、ロック、邦楽、民族音楽など様々な音楽ジャンルを越境し、美術、舞台、文学、だじゃれ、相撲、建築、教育、福祉、飼育、環境など異ジャンルとコラボレーションを積極的に行う。日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。千住だじゃれ音楽祭ディレクター。日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)理事。第1回アサヒビール芸術賞などを受賞。

◆出演ゲスト

アナン・ナルコン|Anant Narkkong

タイ民族楽器奏者(ピア・ピーパット等)、民族音楽学者。タイ出身・在住。実験音楽グループ「コーファイ|Korphai」主宰。シラパコーン大学(タイ国立大学)で、民族音楽学の教授を務めながら、野村誠らとともに即興パフォーマンスユニット「アイ・ピクニック|I-Picnic」としても活動。2009年には国際現代音楽祭「コントラステ・フェスティバル」(オーストリア)に招聘されるなど世界的に活躍する。

メメット・チャイルル・スラマット|Memet Chairul Slamet 

作曲家/フルート・オカリナ・スリン(インドネシアやフィリピンで使用されている竹製の笛)奏者。インドネシア出身・在住。インドネシア国立芸術大学講師。民族楽器バンド「ガンサデワ|Gangsadewa」主宰。

ウン・チョー・グゥワン|NG CHOR GUAN

マレーシアの作曲家、サウンドアーティスト、テルミン奏者、即興演奏家、教育者、サイクリストであり、Toccata Studioの共同設立者。大陸をまたぐ多くの国際芸術祭へ参加。多様な作品を生み出しており、その作品群は同時代のテクノロジーの流れに根ざし、またパフォーミング・アートのカテゴリーを超えた作品制作を創造している。

佐久間新|Shin Sakuma

流れる水のように舞う舞踊家ベン・スハルト氏に出会いジャワ舞踊を志す。伝統舞踊におけるからだのありようを探求する中から「コラボ・即興・コミュニケーション」に関わるプロジェクトを展開中。演出作品に「だんだんたんぼに夜明かしカエル」(2019)等。海外公演に“Patina”, OzAsia Festival, Adelaide. (2019)等。コロナ下のリモートダンス「カエルケチャ 」(2020)を開催。

ヨード|Yord

自然界のあらゆる要素を独創的な人形に変換し、常に変わった方法で物語を語る多才な人形師。タイ東北部に住み、旅をし、ワークショップを行い、彼の空想の人形の夢をかなえる小さな子供たちと一緒に、移動式人形劇団を運営。

ガンサデワ|Gangsadewa

インドネシアを中心に活躍する民族楽器バンド。主な公演歴は、シドニー・オペラハウス(2010)やメルボルン・アートセンター(2010)でのパフォーマンスなどがある。2013年11月、野村誠 千住だじゃれ音楽祭 国際交流企画第1弾:インドネシア篇「メメットを藝大に歓迎だい!」に出演。

北澤潤|Jun Kitazawa 

美術家。1988年東京生まれ。インドネシア共和国ジョグジャカルタ在住。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。合同会社北澤潤八雲事務所(東京)、スタジオ・ビリンビン(ジョグジャカルタ)代表。さまざまな国や地域でのフィールドワークを通して「ありえるはずの社会」の姿を構想し、多様な人びととの立場を越えた協働によるその現実化のプロセスを芸術実践として試みる。

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▶「千住の1010人 from 2020年」とは?
当初「千住の1010人 in 2020年」と題し、まちなかを舞台にした参加型コンサートを2020年5月31日に予定していました。しかし、昨今の社会状況を鑑みて、1010人の演奏者が一堂に会する一日限りのイベントではなく、オンラインを中心としたプログラムを重ね、実験的なワークショップやイベントを継続的に実施していく方向へ変換しました。2020年一度きりのイベント(in 2020年)から、時間や空間を拡張し、2021年以降の音楽をみなさんと考え、実践する「千住の1010人 from 2020年」の実現を目指します。

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区
助成:国際交流基金アジアセンター アジア・文化創造協働助成
後援:墨田区、台東区
協力:「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会(予定)

※ 本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。
※「千住の1010人 from 2020年」における墨田区・台東区との提携については、令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業「2020の先にある新たな文化政策を実現するための広域連携について思考し実践する人材育成講座 Meeting アラスミ!」の一環として行われる予定です。
※ プログラムの内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。