トークイベント:Multiple Alternatives

日時:2024年6月21日(金) 18:00-19:30
会場:東京藝術大学上野キャンパス 国際交流棟3Fコミュニティサロン
住所:東京都台東区上野公園12-8
入場:無料(予約不要)
定員:50名
ゲスト:ポンサコーン・ヤナニソーン(キュレーター/Speedy Grandma)
モデレーター:岩田智哉(キュレーター/The 5th Floor)
主催:The 5th Floor
共催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

タイ・バンコクを拠点に国内外のアートシーンで活躍するインディペンデント・キュレーターのPongsakorn Yananissorn(ポンサコーン・ヤナニソーン)氏とアジアを中心にオルタナティヴ・スペースに関するリサーチを行うThe 5th Floorのディレクターの岩田智哉氏によるトークイベントを開催します。
 本トークでは、タイの現代アートシーンをめぐるエコシステムおよびその現在地を、オルタナティヴとインスティテューションの両者のシーン(あるいはそのはざま)で活動するヤナニソーン氏の実践を中心に、「コミュニティ・コレクティヴ」という視点から掘り下げます。またトークの後半は、アジアを中心とした各地のオルタナティヴ・アートシーンやそのインスティテューショナルなシーンとの独自の関係を調査するキュレーターでありThe 5th Floorディレクターの岩田智哉氏を迎え、ヤナニソーン氏の実践やSpeedy Grandmaの活動を多角的に考察すると同時に、東京のアートシーンとの比較からオルタナティヴな活動の現在地とその可能性について議論します。

【登壇者プロフィール】
Pongsakorn Yananissorn|ポンサコーン・ヤナニソーン
ポンサコーン・ヤナニソーンは、共有されたフィクションを用い、また忘れられた過去と来るべき未来の間に線を引くことで、異なる生および共同作業のあり方を引き起こし、創造するような活動を展開するアーティスト/インディペンデント・キュレーター。彼のキュレーションに、「Crypto for Cryptids」(2021年、JWDアートスペース、バンコク)、「Talk-Talk Vilion Pavilion」(2021年、バンコク・ビエンナーレ、バンコク)、および「PostScripts」(2018年、バンコクビエンナーレ、バンコク)などのプロジェクトが挙げられる。また、Ghost 2565(2022年)のアシスタント・キュレーターおよびエデュケーショナル・プログラム・ディレクターなどを務める。また、「Plaza Projects」(2016年、バンクーバー)の共同創設者であり、「Speedy Grandma Gallery」(2020年、バンコク)の新体制を組織。現在は、Charoen Contemporaries(2018年、バンコク)およびThis Useful Time Machine(2020年)のコレクティブのメンバーとしても活動を行う。現在、タイのバンコクを拠点に活動。

  * Speedy Grandma
タイ・バンコクのオルタナティブスペース。「Speedy Grandma」という名前は、バイク事故で亡くなったおばあさんが夜になると半身で現れ、バイクレーサーを悩ませるという都市伝説に由来。その精神は若々しく、Speedy Grandmaは創造的な実践に情熱を持って取り組む人々を歓迎し、受け入れる。Speedy Grandmaが求めるのは、可能性であり、アイデアの芽生えである。Speedy Grandmaは当初、アートギャラリーとして設立されたが、その後(広義における)アートが周囲の対話から隔絶され孤立した状態では存在することができないと認識し、強調している。Speedy Grandmaは2020年に、自らを再び位置づけなおし、創造的な実践を受け入れるだけでなく、アートが何をできるかの定義、認識、理解を拡大するためにさまざまな分野にアプローチすることを目指している。

岩田智哉 | Tomoya Iwata 
1995年愛知県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。キュレーション史やキュレーターなど、キュラトリアル・スタディーズを研究する一方、広く人間を超えた他者との理解(不)可能性について展覧会実践を通して模索。また、アジア各地のオルタナティヴ・スペースを訪れ、それぞれのローカルのアートシーンにおけるオルタナティヴとインスティテューションのダイナミズムについてのリサーチを行う。2022年4月より、キュラトリアル・スペースThe 5th Floorのディレクターを務める。
 主な企画展覧会として、「ANNUAL BRAKE 2022/2023」(The 5th Floor、東京、2022/2023年)「Things named [things]」(The 5th Floor、東京、2023年)、「la chambre cocon」(Cité internationale des arts、パリ、2023年)、「between / of」(The 5th Floor、東京、2022年)、「eat ro ekyu:久保田智広」(EUKARYOTE、東京、2022年)。
 Cité internationale des artsでのキュレーター・イン・レジデンスに参加(パリ、2023年)。また台北當代の「Ideas Forum(キュレーター・フォーラム)」に登壇(台北、2023年)。