コロナ禍における文化芸術

東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科(GA)
「COVID-19時代における文化芸術プロジェクト」

 

 新型コロナウイルスは、私たちの生活を一変させました。文化や芸術も例外ではありません。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの展覧会やコンサート、演劇が中止または延期を余儀なくされました。開催する際でも、消毒を定期的に行い、三密を避け、ソーシャルディスタンスを確保するなどさまざま対策が必要とされています。その一方で、インターネットなどデジタルメディアを用いた新しい試みも始まっています。

 東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科(GA)は、こうした状況に際し、教育研究プログラムとして「COVID-19時代における文化芸術プロジェクト」を6月に立ち上げ、大学院生を中心にこの時代にどのような文化芸術活動が可能なのかを模索してきました。今回の1週間にわたる複合イベント「コロナ禍における文化芸術」は、それを踏まえて、具体的にどのような活動が可能なのかを実践的に考えつつ、コロナ禍の私たちの生活を再考しようというものです。

 11月9日(月)-15日(日)の1週間にわたって、作品の展示、演劇・パフォーマンスの上映、そしてシンポジウムが開催されます。コロナ禍においてーーーそして、ポストコロナ時代に、どのような文化芸術が可能なのか。そして、その時にデジタルメディアはどのような役割を果たすのか。参加者と一緒に考えたいと思います。

プログラム・ディレクター
毛利嘉孝(東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授)

開催概要

会期:2020年11月9日(月)-15日(日)
会場:ゲーテ・インスティトゥート東京(〒107-0052東京都港区赤坂7-5-56)+オンライン
主催:東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科(GA)「COVID-19時代における文化芸術プロジェクト
共催:ゲーテ・インスティトゥート東京

入場無料。一部のプログラムは事前予約が必要です。
館内混雑時には鑑賞者の人数制限をすることがあります。

プログラム

【シンポジウム・トーク・演劇・パフォーマンス】

11月9日(月) 

(1)オープニング・トーク「コロナ禍における文化芸術」

日時:11月9日(月)17:00〜 オンライン配信のみ】
報告者:毛利嘉孝(東京芸術大学教授)、ベッカ・ペリーフライ
Becca Pelly- Fry (キュレーター)、本間かおり(アーティスト、Art Action UK)
配信リンク: https://youtu.be/nxSAhazuaBM

(2)レクチャー ・パフォーマンス   Ness Roque

日時:11月9日(月)18:00~【オンライン配信のみ】
配信リンク: https://youtu.be/nxSAhazuaBM

11月10日(火)

(3)パフォーマンス劇孵化器・ドアの翅」 by 今井祥子、堀安祐子、原田美緒

日時:11月10日(火)14:00~/17:00~/19:00~【要予約】
※参加登録は以下の
フォームに登録してください。
https://peatix.com/event/1681098/view

11月11日(水)

(4)パフォーマンス「Prophecy」by 劇団Swimming

日時:11月11日(水)19:00~【要予約】
※参加登録は以下の
フォームに登録してください。
https://peatix.com/group/8207304

11月12日(木)

(5)パフォーマンス劇 「ナナ2020、東京」

日時:11月12日(木)19:00-【要予約】
企画・出演: ゆめいろさがし(加藤理沙、北澤華蓮、渡邉友梨香、田中弘基、間瀨結梨奈、松本夏生、冨永春菜、吉原志織、中岡尚子、古屋朋子)
※参加登録は以下の
フォームに登録してください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSehb5qgG16s2RMkVKfJjyUVicl0s6US5pDvcH7_18uPisgPoQ/viewform?usp=pp_url

11月13日(金)

(6)シンポジウム「地域アートフェスティバルのオンライン化プロジェクト~東京・天王洲の事例~」

日時:11月13日(金)16:00〜18:00  オンライン配信のみ】
登壇者(五十音順)
辰巳清(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科・株式会社アミューズ)
中條基(別冊カドカワ プロデューサー)
三宅康之(一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会代表理事)
毛利嘉孝(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
森結紀納 (一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会)
配信リンク:https://youtu.be/iunNUtElyqQ

11月14日(土)

(7)パフォーマンス劇 「ナナ2020、東京」

日時:11月14日(土)19:00~【要予約】
企画・出演: ゆめいろさがし(加藤理沙、北澤華蓮、渡邉友梨香、田中弘基、間瀨結梨奈、松本夏生、冨永春菜、吉原志織、中岡尚子、古屋朋子)
※参加登録は以下の
フォームに登録してください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSehb5qgG16s2RMkVKfJjyUVicl0s6US5pDvcH7_18uPisgPoQ/viewform?usp=pp_url

11月15日(日)

(8)シンポジウム「COVID-19時代のメディアと文化」

日時:11月15日(日)18:00~21:00  オンライン配信のみ】
配信リンク: https://youtu.be/K-blnie0SCw(日本語)

登壇者:
マシュー・フラー(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ教授)
アンソニー・ファン(香港中文大学教授)
伊藤守(早稲田大学教授)
水嶋一憲(大阪産業大学教授)
清水知子(筑波大学准教授)
大山真司(立命館大学教授)
毛利嘉孝(東京芸術大学教授)

【展示プログラム】

期間:11月10日(火)-15日(日)12:00~19:00(最終日は15時まで)
無料、予約不要。
上記の時間は状況に応じて変更することがあります。必ず事前に確認してください。

■「A Waiting Room」 / グループ展 

AKIRA、長田萌香、中島りか、ミズタニタマミ、渡辺志桜里

本展示 A Waiting Room は、ゲーテ・インスティトゥートが来客者の滞在時に使用するアパートメント、現状のコロナ禍において使用されなくなった空間を会場とする。現状は、「他者」と直接交流する機会をより減少させている。しかし、私たちはみえなくなった存在を完全に忘れてしまった訳ではない。プライベートな室内の中で、待つもの・待たれるものの存在を模索しながら、5人の美術作家AKIRA、中島りか、ミズタニタマミ、渡辺志桜里とダンサーの長田萌夏が作品を披露する。

◾️「C19」/ ビデオインスタレーション

Philippos Kappa

■「ナナ2020、東京」原画展 / 絵画展

加藤理沙、間瀨結梨奈

■「Unwanted Sound」 / インスタレーション

柳井信乃、居原田遥(展示協力)

■『集う』/ インスタレーション

境実鈴、植田望裕

■「コロナ時代のニューミソロジー」/グループ展

方瑒 Yang Fang、Roque Janessa Louise、Franchesca Casauay、Prodjx Artist Community、張清越 Zhang Qingyue


新型コロナウイルス感染症対策への取り組みについて(必ずお読みください)
COVID-19プロジェクトでは、新型コロナウイルス対策のために、三密を避け、換気、ソーシャルディスタンスを十分確保して、公演・展示を行います。公演については事前予約によって人数制限を行います。展示に際しても、人数制限を行いますので、時間帯によってはお待ちいただくことがございます。あらかじめご了承ください。また入場時には検温と消毒、連絡先のご記入、滞在時はマスクの着用を必ずお願いいたします。企画の一部はすべてオンラインで行われますので、ご注意ください。

来館される皆様へのお願い
・マスクは必ず着用してください。
・37.5℃以上の発熱が確認された方は、入館をお断りさせていただきます。
・発熱や風邪の症状がある方、体調に不安がある方、気分が優れない方は入館をご遠慮ください。

最新の情報は、以下の特設HPでご確認ください。
https://www.artsincovid19.geidai.ac.jp/post/artcovid19evet
お問い合わせ:COVID-19調査研究プロジェクト GA (artsincovid19-ga@ml.geidai.ac.jp