東京藝術大学130周年記念(公式プログラム)
藝大21 第12回「奏楽堂企画学内公募」最優秀企画
「オルガンと話してみたら-新しい風を求めて-」
藝大フレンズ賛助金助成事業

オルガンは、その昔「風の琴」と呼ばれていた。
今、風の琴と向き合い、語り合った時、見えてくるものは一体何なのか―

オルガンが日本にやってきてから約500年。キリスト教と共に発展し西洋文化と一体となって広まったオルガンは、教会だけでなく楽器単体として各地のコンサートホールに置かれるようになりました。今やクラシック音楽は西洋というくくりから飛び出し、様々な文化・分野と結びついています。そんな中でオルガンも今、新しい形が求められているのです。今に生きる私たちにとってオルガンとは何なのか、この場所でオルガンを奏でる意味は何なのか、オルガンという楽器を私たちなりに捉え直すことができないのか…本演奏会は作曲家やオルガン製作者、オルガン奏者、オルガンに関わる人々との対話を通して、企画されました。ホール内を取り囲むサウンドインスタレーション、日本人作曲家によるオルガン作品、作曲家との対話により生まれた新曲、他楽器とのアンサンブル、様々な角度からオルガンの新しい形を表現します。新しい風を求めて、欧米諸国ではなく日本に生きる私たちにとっての、オルガンを弾く意味、そしてその可能性を提示し、オルガンの未来を考えます。

藝大生への公募によって行われる企画公演「奏楽堂企画」。 第12回となる今回は、本研究科アートマネジメント専攻に所属する山下直弥、幅谷真理、陳頴琳とオルガン科の学生によって企画された「オルガンと話してみたら-新しい風を求めて-」が奏楽堂企画最優秀作品に選ばれました。是非とも足をお運びください。

 

日時:2018年3月30日(金)開場18:30 開演19:00
会場:東京藝術大学奏楽堂
(〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学構内)
■ JR上野駅[公園口]・鶯谷駅[南口]、 東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分
■ 京成線京成上野駅、 東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅より徒歩15分
■ 台東区循環バス「東西めぐりん」
 1 上野駅・上野公園から(東京芸術大学経由)→ 5-1 東京芸術大学下車[30分間隔]
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください

料金:入場無料(事前申し込み不要)/全席自由
※未就学児の入場をご遠慮いただいております。
※満員の際、入場をお断りする場合がございます。

※画像をクリックすると拡大できます。

 

プログラム:
近藤岳 サルヴェ・レジーナによるパラフレーズ
新実徳英 風神・雷神~和太鼓とオルガンのための~
野村誠 オルガンスープ(抜粋)
権代敦彦 ヨコハマテスタメンツ
伊東光介 オルガンと尺八のための「Hi, No.◯」委嘱作品
武久源造 風の諸相 -息の共演 二台のオルガンと各種笛のために- 委嘱作品

出演者:
オルガン:内田光音、阿部翠、本田ひまわり(オルガン専攻修士1年)
インスタレーション:中島夏樹(先端芸術表現専攻修士1年)
和太鼓:林英哲(特別出演)
尺八:イオ・パヴェル(尺八専攻修士1年)
能管・篠笛:高木瑞記(邦楽囃子専攻学部 2 年)
龍笛:清田裕美子(雅楽専攻学部 4 年)
フルート:大山真以子(フルート専攻学部 3 年)
フラウト・トラヴェルソ:丁 仁愛(フルート専攻学部4年)
リコーダー:譜久島彰(リコーダー専攻学部 1 年)

スタッフ:
演出 小野龍一(先端芸術表現専攻修士1年)
企画制作 陳穎琳、幅谷真理、山下直弥(国際芸術創造研究科修士1年)


お問い合わせ:
東京藝術大学演奏藝術センター
TEL 050-5525-2465
WEB http://www.geidai.ac.jp/