本展示「地に結ばれたる者」は、日本、韓国、朝鮮に背景を持つ4人のアーティスト及びキュレーターが主体となり、北千住BUoYで作品展示及びアーティストトークを行う。これまで私たちは「地と人々」というキーワードを軸に21世紀におけるポストコロニアルの意味を模索してきた。今回の展示ではとりわけ個人の家族史や歴史問題、自然それ自体に着目し、「地と人々」の在り方や未来図を芸術的想像力を通して提案する。
タイトルの「地に結ばれたる者」は、ポストコロニアルの批評の原点とされるフランツ・ファノンの著書『地に呪われたる者(The Wretched of the Earth)』(1961)に起因する。ファノンは植民地主義がもたらした原住民同士の対立を「呪い」と表している。だが、対立も過去の体験となり、21世紀を生きる私たちは呪いという記憶から目を背け、自由にこの地に立つことが可能になった。しかし、地はそんな私たちの歴史を体内に宿し、今も存在し続けている。歴史も地の記憶も私たちは容易に不可視化してしまえるが、私たちが本当の意味でそれらの呪縛から自由になることは不可能に思える。
私たちは「歴史的記憶」と「地」の関連に着目し、地に結ばれたる私たちの過去と現在が未来にどうつながっていくのか、また未来のためにこのつながりをどう捉えていったらよいのか、今この地を生きる人々に問いかける。

会期:2019年11月26日(火) – 12月1日(日)
時間:12:00-20:00

●アーティストトーク
11月30日(土) 16:00-17:20

●パフォーマンス
11月30日(土) 17:30 岡本羽衣によるパフォーマンス(約30分)

●レセプション・パーティー
11月30日(土) 18:00-20:00

会場:北千住BUoY
住所:〒120-0036 東京都足立区千住仲町49−11
入場料:無料

参加アーティスト:岡本羽衣、加藤康司、鄭梨愛、朴祥炫
キュレーション:権祥海
運営:佐藤香陽子
英文翻訳:チョ・ヒョンジュ
協力:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻

お問い合わせ:
ksh959@gmail.com

Date: 26 November – 1 December, 2019  
Time: 12:00-20:00 

・Talk event: 30 November 16:00-17:20
・Performance by Hagoromo Okamoto: 30 November 17:30-18:00
・Reception: 30 November 18:00-20:00 

Venue: Kitasenju BUoY 2F Gallery, 49-11 Senju-Nakacho, Adachi-ku, Tokyo
Admission free

Artist: Hagoromo Okamoto, Koji Kato, Riae Chong, Sanghyun Park
Curation: Sanghae Kwon
Management: Kayoko Sato
Translator: Hyunju Cho 
Cooperation: Graduate School of Global Arts, Tokyo University of the Arts

Contact:
ksh959@gmail.com