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「undetectable bodies―検出不可の身体―」

会期|2025/06/13(金)〜15(日)、20(金)〜22(日) 16:00-20:00

本展「undetectable bodies―検出不可の身体―」では、テオフィル・Dcxの作品が、自分自身の憧憬と欲望の痕跡から成る、絶えず進化する個人的、医学的、政治的アーカイブとして現れます。そのアーカイブは、彼のベッドルームの親密な空間からダンスフロアの集団的空間へと広がりながら、彼の存在と彼を取り巻く環境の集合的記憶の証となる物語を紡ぎ出します。

ある声が許可され称揚される一方で、他の声が沈黙を強制され、不可視化され、——検出不可にされる——という文脈において、テオフィル・Dcxはその情動的なアーカイブを、肯定、抵抗や解放に向けたジェスチャーとして構築します。非規範的な性的実践、クィアな存在、HIV陽性といったテーマを扱いながら、彼の作品群はこう問いかけます。自分の切望を捨てることなく、規範的な体制の中でいかに生き延びるのか。

アートスペース脱衣所の空間を借りて、テオフィル・Dcxのインスタレーション、ドローイング、テキスト、映像作品が一体となり、親密な環境を創出します。そこでは彼の感情的な生活が、生存とアイデンティティ、愛と欲望についての集団的考察の出発点となります。本展はイベントやパフォーマンス、そして「祝福の時間」も設けられています。

キュレーション|クレオ・ベストペン、オルタ・オスマン・セルハット

主催|脱衣所 – (a) place to be naked
※会場へのアクセスはこちらをご確認ください:https://docs.google.com/forms/d/1ek5qncLPGcFq8uVr2UHQJ9W8JbmE50CoIcucG-Zr9hY/viewform?hl=ja&hl=ja&fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAadyCvlR1WOOhIrgS5DBnYFLdI4DFuZ4M392qc-YvRzVYWlztFw4YiU6VxYI6Q_aem_dDAg7YBEt_IQYx-PwfprOg&edit_requested=true
入場| 無料・カンパ制
助成|DDA Contemporary Art、Région Sud(プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏)
後援|在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

パフォーマンス|2025/06/13(金) 18:00
クロージングパーティー|2025/06/22(日) 16:00

国際基督教大学におけるサテライト・イベント
テオフィル・Dcxによるトークと映像作品の上映|2025/6/29(日) 15:30-18:15
企画|アンナ・タットン、国際基督教大学ジェンダー研究センター
助成|日本国際基督教大学財団

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