&Geidai 評価ラボ「アートプロジェクトのピア・レビュー」公開研究会 
「ピア・レビュー」ってなに?
アートプロジェクトの「評価」入門ー見えない価値との関わり方ー

アートプロジェクトにおける評価が重要視され、さまざまなロジックモデルが導入される一方、評価のあり方についてモヤモヤを抱えている方も多いのではないでしょうか。今年度の&Geidaiでは、通年で「評価ラボ」を開講しています。この講座では、現場にあった評価手法として「ピア・レビュー」を取り上げ、アートプロジェクトのピア・レビューに関する概論や、実践事例をもとにアートの領域ではまだ方法論化されていないピア・レビューによる評価の可能性を検証していきます。今回は、その一環として開催される公開イベントのお知らせです。「評価って大変そう」という未導入のひとたちも、「評価疲れちゃって」というベテランも、楽しい評価方法を一緒に開発しませんか?

*「ピア・レビュー」とは

「ピア」とは「同僚や仲間」のこと。パートナーとなる同類他者の視点を活かして、プロジェクトをよくしていくための「相互検証」。専門的・技術的に共通の知識や経験のある担当者以外の人が、現状の成果物やパフォーマンスの状況を調べて課題・欠陥等を見つけ、担当者がよりよい成果物を生み出せるように改善の機会を識別・提供する検証方法。

 

日時:2018年8月5日(日)13:30-16:00(13:00開場)
会場:東京藝術大学上野キャンパス 音楽学部 5-109教室
入場無料(事前申込優先)
人数把握のため、以下のフォームからご予約ください。
https://goo.gl/forms/jLBn4Kx7qOTxZsby2

 

対象:
・市民との共同事業を実施しようと考えている文化施設・財団職員
・地域芸術祭の開催を予定している行政担当者
・ローカル・プロデューサーとなる市民や NPO 団体スタッフ
・フリーランスのアートマネジャーやコーディネーター
・各地のアートプロジェクトのスタッフやボランティア経験者
・一般社会人でアートマネジメント職への転職希望者
・将来、当該分野の専門家をめざす大学生・大学院生
など

 

主な内容:
・ピア・レビュー概論

・ピア・レビュー実施報告
「&Geidai」の3つの実践現場が、類似する活動を運営するNPO とパートナーシップを結び、初めて「ピア・レビュー」を試みた実施報告
1)アートアクセスあだち 音まち千住の縁 × TERATOTERA(テラトテラ)
2)谷中のおかって × 芸術家と子どもたち
3)取手アートプロジェクト × 應典院

・ピア・レビューによる評価手法の可能性について

 

講師:

若林朋子(プロジェクト・コーディネーター /立教大学大学院特任准教授)

源 由理子(明治大学公共政策大学院教授)

熊倉純子(東京藝術大学教授)

 

コーディネーター:

千住コース「音まち千住の縁」:吉田武司、長尾聡子

上野・谷中コース「谷中のおかって」:渡邉梨恵子、大西健太郎、富塚絵美

取手コース「取手アートプロジェクト」:羽原康恵、五十殿彩子

 

&Gホームページ:
http://ga.geidai.ac.jp/and-geidai/

 

主催:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

 

お問い合わせ:
ga-bunkacho@ml.geidai.ac.jp