MOTサテライト 2017 秋 むすぶ風景

東京藝術大学 アーツ・アンド・サイエンス・ラボ エントランスギャラリーにて、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「ないようで、あるような」を開催

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科は、現在休館中の東京都現代美術館がその位置する清澄白河の人々や施設、そして国内外の機関の協力を得て展示やイベントなどを行う「MOTサテライト2017 秋 むすぶ風景」に特別協力します。MOTサテライト第2回目となる今回は、本学にも会場を設け、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「ないようで、あるような」が開催されます。本展では、異なる国や時代を生きるアーティスト5名による作品から、現代美術という実践を通じて人々と社会について共に考えることの意味や、その手法について考察されます。パリの中学生と4年にわたって映像制作を続けているエリック・ボードレールや、「フェア・プレイ」を社会の基盤と捉え、1960年代から卓球やテニスをモチーフに多くのアクションを展開したユリアス・コラーなどの作品群から、アーティストたちが、人々との対話から、彼らが生きる社会に働きかけるための新たな想像力をどのように引き出そうと試みたかが提示されます。会期中、参加アーティストたちによるトーク、上映会、パフォーマンス、また学生向けのワークショップも多数開催されます。ぜひご参加ください。

「ないようで、あるような」展
開催日時:2017年10月7日(土)から11月12日(日)までの木・金・土・日、祝の11:00-18:00
会場:東京藝術大学 アーツ・アンド・サイエンス・ラボ
観覧料:無料
参加作家:エリック・ボードレール、ユリアス・コラー、ミリアム・レフコウィッツ、
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ、冨井大裕

東京藝術大学で行われるワークショップ、上映会、トークについてはこちらをご覧ください。

エリック・ボードレール
《ドラ・マール校 始まり》(2015)
スチル画像

ユリアス・コラー
《Ping-Pong (U.F.O.)》 (2007)
Courtesy: Private collection and gb agency, Paris

ミリアム・レフコウィッツ
《Walk, Hands, Eyes (Tokyo)》 (2017)
フェスティバル・テアターフォルメン2017でのパフォーマンスの様子
Photo: Andreas Etter

ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ
《Après la reprise, la prise》(2009)
スチル画像

冨井大裕
《body work #1-#22》 (2012-)
東京都現代美術館での展示風景
Photo: 椎木静寧

「MOTサテライト2017 秋 むすぶ風景」
開催日時:2017年10月7日(土)から11月12日(日)までの木・金・土・日、祝の11:00-18:00
会場:東京藝術大学の他、清澄白河エリアの6か所に設置される「MOTスペース」、清澄白河エリアの店舗・カフェなどの「MOTスポット」
*MOTスポットの開催時間は場所により異なります。
いずれも観覧無料

清澄白河エリアの参加作家:下道基行、鎌田友介、Atsuko Nakamura、守章、石塚まこ、東京藝術大学芸術情報センター 清澄白河プロジェクト、東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室、のらもじ発見プロジェクト、錯視ブロックワークショップグループ

※詳細については、東京都現代美術館HPをご覧下さい。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-2.html

主催:東京都、東京都現代美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
後援:江東区
特別協力:深川資料館通り商店街協同組合、グランチェスター・ハウス、カディスト・アート・ファウンデーション、東京藝術大学社会連携センター、東京藝術大学芸術情報センター、東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科、東京藝術大学 古川研究室、東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室
助成:アンスティチュ・フランセ、モンドリアン財団
協賛:株式会社 資生堂、公益財団法人 クマ財団、大日本印刷株式会社