ブルーノ・ラトゥール 特別講演会
「新たな気候体制と3つの美学:科学、芸術、政治」

日時:2016年7月16日(土)15:00~17:00
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109教室
住所:東京都台東区上野公園12-8

このたび、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科では、科学人類学者・科学社会学者として1970年代より精力的に研究を展開し、展覧会企画も手がけるブルーノ・ラトゥール氏をパリよりお招きし、一般公開の特別講演会を開催いたします。

ブルーノ・ラトゥールは、科学人類学者であり、実践的観点から見た科学の実在を丹念に検証してきました。彼は人とモノを同位のアクターと位置づけ、その相互関係によって事象を説明しようとする社会科学理論、アクターネットワーク理論を創始しました。

「新たな気候体制Le nouveau régime climatique」とは何でしょうか? ラトゥールは、この言葉をその著書『Face à Gaïa』(2015)の中で、今、科学者の間で議論されている地質学用語の「人新世(アントロポセンAnthropocene)」という語のオルタナティヴとして提案しました。ラトゥールによれば、この新体制は革命に先立つ旧体制とは対立します。エコロジカルな変異は、フランス革命よりも、より広範囲ではるかに大きくグローバルな重要性をもつ革命的な変化だ、というのです。この新体制は、法や政治、精神や文芸的編成においてフランス革命時と同様のいくつかの変化をもたらしました。ラトゥールは、これを表すために「新たな気候体制」という用語を提唱しています。今回の講演は、「新たな気候体制」と科学、芸術、政治の美学について議論します。

入場無料。日仏通訳有り。要予約。

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※定員に達しましたため、お申し込みは締め切りとさせていただきました。ご了承下さい。

◆お問い合わせ:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科
info-ga[at]ml.geidai.ac.jp
http://ga.geidai.ac.jp

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LECTURER
ブルーノ・ラトゥール

1947年フランス生まれ。哲学者、科学人類学者、科学社会学者。パリ政治学院副学長。モダニズムの問題を科学史、文化芸術、社会学などの視点から総合的・批評的に検証し、新たな思考の枠組みを精力的に提案している。2013年ホルバーグ賞受賞。授与にあたり「近代をめぐる野心的な分析と再解釈を手がけ、近代と前近代、自然と社会、人間と非人間なるものの境界線としった根源的な概念に挑んでいる」「その仕事の衝撃は国際的にも明らかで、科学史、美術史、歴史、哲学、文化人類学、地理学、神学、文学、法学の領域を超え出るものである」と讃えられた。主著に『虚構の「近代」――科学人類学は警告する』(新評論)、『科学がつくられているとき――人類学的考察』(産業図書)、『科学論の実在―パンドラの希望』(産業図書)など。主な展覧会企画に「イコノクラッシュ」「リセット・モダニティ!」など。

MODERATOR
長谷川祐子

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授

主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科
助成 : 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

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