アーツ前橋「田中青坪 永遠のモダンボーイ」展開催中

TANAKA Seihyo

田中青坪(たなかせいひょう)という画家を知っていますか。
大正、昭和と日本美術院を中心に活躍した日本画家で、仲間内からは「永遠のモダンボーイ」などと呼ばれました。モダニズムを追求した作風を展開し、次々に新風を試みながら、晩年は深い自然観照による風景画を制作し、独自の世界を探求しました。
その温厚で誠実な人柄から、所属団体や洋画・日本画の区別なく多くの画家と交流を持ち、なかでも将棋仲間であった梅原龍三郎ら洋画家との交流は、青坪の表現に影響を与えました。幾重にも絵具を重ねながらも明るく澄んだ色彩は、青坪の特徴であり、大きな魅力をたたえています。
はじめての回顧展となる本展覧会では、当館所蔵作品のほか、日本美術院出品作を中心に県内外の美術館や個人所蔵家より集められた本画やスケッチなど、各年代の優品を集めて展示します。戦後は、制作以外のことに煩わされるのを嫌って画廊などでの作品発表を行わなかったため、作品を一堂に見られる貴重な機会です。およそ70年の画業をぜひご覧ください。
また、特別展示として市内所蔵家の協力を得て、青坪が生まれた明治期から昭和初期の前橋の様子を伝える貴重な風景絵葉書をご紹介します。あわせてお楽しみください。

会 期:2016年3月19日(土)から5月17日(火)*4月21日(木)から一部展示替え

開館時間:11時から19時まで(入館は閉館の30分前まで)

休 館 日:水曜日 *5月4日(水)は開館し、5月6日(金)は休館

観 覧 料:一般500円(300円)/学生・65歳以上300円/高校生以下無料
*5月7日(土)は青坪命日のため無料
*4月10日(日)はツナガリズム祭り開催のため無料
*障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料
*トワイライト割(17時以降に来館された方)300円

【作家略歴】
田中青坪(TANAKA Seihyo)
明治36年(1903)、群馬県前橋市生まれ。3歳で東京都台東区に一家で転居し、15歳から太平洋画会研究所で洋画を学び始める。18歳で小茂田青樹に師事し、日本画に転向。奥村土牛や小倉遊亀とともに、29歳の若さで日本美術院の最高位である同人に推挙され、院展を中心に活躍。東京藝術大学名誉教授、横山大観記念館理事長、日本美術院評議員など歴任。平成6年(1994)没。

tanaka01
《花による少女》昭和4(1929)年 熊本県立美術館所蔵

tanaka02
《孔雀》昭和7(1932)年 永青文庫所蔵 *~4/19展示

tanaka03
《浅間高原(五)》昭和55(1980)年 アーツ前橋所蔵

【関連イベント】
(1)群馬交響楽団×アーツ前橋 ギャラリーコンサート「記憶の音 -色彩あふれる絵画とともに」【終了】
日時:2016年3月21日(月・祝)15時開演
出演:群馬交響楽団メンバーによる弦楽四重奏
会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
*展覧会観覧券が必要です

(2)岩絵具で描いてみよう【終了】
日時:2016年3月27日(日) 14時から17時
講師:井田昌明(日本画家)
内容:日本画材を使って、模写をします
対象・定員:小学校高学年以上 15名程度[要申込]

(3)前橋名所絵はがき散策ツアー
日時:2016年4月29日(金・祝) 14時から
講師:太田智也(あたご歴史資料館運営委員)
内容:明治から昭和期に発行された名所絵はがきの場所を街歩きします
対象・定員:20名程度[要申込]
協力:設楽光弘[(医)三思会 東邦病院勤務]

(4)自分で作った絵具で描こう
日時:2016年4月30日(土) 14時から16時
講師:須藤和之(日本画家)
内容:鉱物を砕いて絵具を作り、絵を描きます
対象・定員:小学生 15名程度[要申込]

(5)担当学芸員によるギャラリーツアー
日時:2016年3月19日(土)、4月14日(木)、5月15日(日)14時から15時

(6)こどもアート探検
日時:2016年3月26日(土)、5月5日(木・祝)14時から
内容:サポーターとお話しながら作品を鑑賞します
対象:小学生以下

主催:アーツ前橋
後援:上毛新聞社、朝日新聞前橋総局、毎日新聞前橋支局、読売新聞前橋支局、産経新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、日本経済新聞社前橋支局、共同通信社前橋支局、時事通信社前橋支局、NHK前橋放送局、群馬テレビ、FM GUNMA、まえばしCITYエフエム

【お問い合わせ】
アーツ前橋(群馬県前橋市千代田町5-1-16)
TEL:027-230-1144
http://www.artsmaebashi.jp