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特別講義:大小島真木
「アートは今も「祈り」たりえているか——メキシコのヴィルヘンを追って」

 

東京を拠点に活動するアートユニット、大小島真木氏を迎えて特別講義を行います。
ご興味のある方はどなたでもご参加いただけます。直接会場までお越しください。

日時:2025年6月11日(水)18:00-19:30
会場東京藝術大学上野キャンパス 国際交流棟4F GA講義室(MAP No.19)

報告者:大小島真木(アートユニット)
司会:毛利嘉孝(東京藝術大学教授)

主催:東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 毛利嘉孝研究室
言語:日本語(通訳なし)

 

講義概要

2024年、大小島真木(大小島真木+辻陽介)はメキシコにおよそ1年間にわたって滞在した。よく知られているように「メキシコ」の歴史は、16世紀のスペイン帝国によるコンクエストと共に始まる。今日、メキシコにおいて最大マジョリティであるメスティソとは、侵略者であるスペイン人と被侵略者である先住民の混血を指すものだ。加害者でありながら、同時に被害者でもあるという、メキシコのルーツの起点にあるこの矛盾、この亀裂を最も象徴しているのが、メキシコ各地にある多様なヴィルヘン(聖母)像である。本講義ではヴィルヘンをはじめとするメキシコの宗教美術の歴史から、アートと「祈り」の関係を考える。

 

 

大小島真木

東京を拠点に活動する、大小島真木、辻陽介の二人によるアートユニット。 「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行う。インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2017年にはTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。 近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示の他、舞台美術なども手掛ける。2025年9月には、KAAT(神奈川芸術劇場)における個展開催、国際芸術祭「あいち2025」への参加を予定している。

 

 

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