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Interview|ハンス・ウルリッヒ・オブリスト
テクノロジーとともにあるキュレーションの未来

Interview テクノロジーとともにあるキュレーションの未来


オンライン展覧会の今後の可能性について、その展望を幅広く議論することを目指す本展のカタログにおいて、 ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーのディレクターである、キュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリストへのインタビュ ーを行った。領域横断的な実践によって展覧会の定義を常に拡張し、また自身も多くのデジタル・プログラムを 実現してきた彼に、オンラインにおけるキュレーションについての話を聞く。

Report|海外研修旅行 「江陵-東京-台北・アートリサーチ・ワークショップ」

Report 海外研修旅行 「江陵-東京-台北・アートリサーチ・ワークショップ」 2019/10/01


2019年9月、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻に在籍する修士課程を中心に学生と教員合わせて24名がアーツスタディ・アブロードプログラム(Arts-Study Abroad Program, 以下ASAP)に参加した。

特別セミナー
「The Underground music scene in HK in a ‘Post-Hidden Agenda’ period」レポート

Report 特別セミナー「The Underground music scene in HK in a ‘Post-Hidden Agenda’ period」 2019/5/27


東京に滞在中のミュージシャン/独立研究者の黃津珏(アコー・ウォン)氏を招いて、2000年代における香港のインディペンデント音楽シーンと、観塘(KWUN TONG)地区における文化・芸術空間の変遷についてのセミナーを行いました。その内容をレポートとしてまとめています。 通訳/文責:江上賢一郎(国際芸術創造研究科 博士課程)

Interview|micro-voice:感覚のその奥へ
池田剛介インタヴュー

Interview micro-voice:感覚のその奥へ
池田剛介インタヴュー
2019/3/31


2010年の《無人島に降る雨》や、2014年台湾で制作された《モノの生態系—台南》など、池田剛介の作品の中には〈生態系〉というキーワードがよく出てくる。日々の生活に〈生態系〉を感じることができる人はどのくらいいるだろうか。人工物に囲まれ、何もかも制御・支配・把握できると錯覚しがちな今日において、絶妙なバランスで他の生き物・自然と共存している感覚を保ち続けるのは容易なことではない。池田はあえて人工物で、自然のシステムを再構築しようと試みる。その中に見えてくる確かな感覚をもとに、インタヴューを行った...

Interview|micro-voice:ふれて、語る
村山修二郎インタヴュー

Interview micro-voice:ふれて、語る
村山修二郎インタヴュー
2019/3/31


アーティスト村山修二郎は、草木をそのまま紙や布などに擦りつけて描く「緑画」(りょくが)の手法を発案した。展示場所に入ると、日々刻々と変化する緑を草木の匂いとともに確認することができる。生きているものたちの生の叫び・彩りをここまで直接的に感じられることは今まであっただろうか。都市に生きる私たちが、最後に緑に触ったのはいつだろうか。無くしかけた感覚を取り戻すために、目の前にあるにも関わらず見えなくなってしまっていた自然を確かめるために、村山の「緑画」は大きな役割を果たしている。今回、村山が「緑画」を行うようになったきっかけから現在に至るまでの道のりをたどるインタヴューを行った...

Interview|micro-voice:すくいとり、抽出する
安藤孝浩インタヴュー

Interview micro-voice:すくいとり、抽出する
安藤孝浩インタヴュー
2019/3/31


植物の種子が発芽するとき、私たちの目には見えないわずかな光を発する。アーティスト安藤孝浩は、この光「フォトン」を作品の中に落とし込む。肉眼では確認することができないが確かに存在している小さな光を通して、私たちは小さなものの声に耳を傾けることができるのではないか。科学技術が発展し続けている現代において、安藤はこの先に何を見据えているのだろうか。今に生きる私たちがすべきことのヒントが現れているように感じ、安藤へのインタヴューを行った...

Interview|アートが紡ぎだす〈自然〉を求めて

Interview アートが紡ぎだす〈自然〉を求めて 2019/3/31


本特別記事は、小さなものの声に耳を傾ける安藤孝浩・池田剛介・村山修二郎の3名のアーティストのインタヴュー・アーカイヴである。現在の社会における〈自然〉、そして〈小さきものたち〉にフォーカスし、作品制作を営むアーティストたちとともに、私たちの生、生き方の「別の可能性」について考えてみたい。そしてあらためて問い直そうではないか。私たちは、今、どこへ向かって、生きているのだろう——。[東京藝術大学 大学院国際芸術創造研究科/幅谷真理]

Essay|ミヤギフトシ:ことばとイメージの行方

Essay ミヤギフトシ:ことばとイメージの行方 2019/3/31


思いを形付けることば、意に反してでも出てくることば、喉を伝わり空気に触れることのないことば。そして、目に焼き付いて離れないイメージ、夢にまで出てくる風景、不思議と懐かしいと感じる光景…。それらは溢れるように目の前に現れては、どこにも留まることなく消えていく。ミヤギフトシは、自身の体験や記憶から、国籍や人種、アイデンティティといった主題に対し、映像やオブジェ、写真、テキストなど多様な形態で作品を発表する日本の現代美術作家だ...[東京藝術大学 大学院国際芸術創造研究科/樋口朋子]

「アートプロジェクトのピアレビュー」book project 進行中

Report 「アートプロジェクトのピアレビュー」book project 進行中 2019/3/29


「ピアレビュー」とは、同一の他者(ピア)をとともに行う評価(レビュー)の方法。同じ地平に立つ”類似の他者”の視点を借りて、鏡のように自己を見つめなおす評価手法です。今回、ピアレビューを実践したプロジェクトは口を揃えて「仲間ができた」といいます。評価を行って「仲間」ができるとはどういうことでしょうか。規模も対象者も異なるプロジェクトである彼らは、一体何を持って「仲間」だと感じたのでしょう。…

2018年度 東京藝術大学 公開講座
藝大ムジタンツクラブ(前期) 開催レポート

Report

2018年 東京藝術大学公開講座 藝大ムジタンツクラブ(前期) 開催レポート 2018/12/5


2018年8月25,26日、9月2日の三日間にわたり、本研究科の酒井雅代(助教)、山崎朋(助手)が講師をつとめる公開講座を開催しました。ムジタンツとは、ドイツ語のMusik(音楽)とTanz(ダンス)を組み合わせた造語です。クラシック音楽の作品を題材に、身体を動かしながら音楽を体験・体感すること、作品との対話を通して子供達が多様な価値観に触れること、作曲家の…

Interview|ブリュノ・ラトゥール
「クリティカルゾーン」を立ち上げる

Interview 「クリティカルゾーン」を立ち上げる ブリュノ・ラトゥールへのインタビュー 2018/10/23


2018年5月14日から5日間、私はドイツのHfG(カールスルーエ造形大学)で開かれたワークショップに参加した。このワークショップは、HfG併設のZKM(カールスルーエ公立芸術メディアセンター)で2020年に開催する展覧会を準備するためのもので、今回は2回目。展覧会のメイン・キュレーターは、科学人類学者として有名なブリュノ・ラトゥールが務める。

Report|今、オルガンの演奏会を「つくる」ということ ー奏楽堂企画「オルガンと話してみたらー新しい風を求めてー」を通してー

Report 今、オルガンの演奏会を「つくる」ということ ー奏楽堂企画「オルガンと話してみたらー新しい風を求めてー」を通してー 2018/9/26


2018年3月30日、東京藝術大学奏楽堂にて第12回奏楽堂企画学内公募最優秀企画『オルガンと話してみたら–新しい風を求めて-』が行われた。「奏楽堂企画学内公募」は、演奏藝術センターの主催で年に1度学内で行われる演奏会の企画コンペティションである。最優秀に選ばれた企画は大学から助成を受け、大ホール「奏楽堂」(定員:1000名)にて演奏会を行う権利を獲得する。2017年度は本研究科アートマネジメント分野修士2年陳穎琳・幅谷真理・山下直弥と音楽研究科オルガン専攻修士2年阿部翠・内田光音・本田ひまわりの共同企画「オルガンと話してみたらー新しい風を求めてー」が選ばれた。本レポートではわたしたちの企画を振り返りながら、演奏会の内容ではなく、アートマネジメントの視点から演奏会までのプロセスについて重きをおきたい。
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