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大学院国際芸術創造研究科
3つのポリシー
ディプロマ・ポリシー

 

<修士課程>
国際芸術創造研究科では、グローバル化に対応して、美術、音楽、映像等、さまざまな芸術ジャンルを複眼的な視点で捉え、公演や展覧会等を通じて表現者たちの発表活動の場を創出するキュレーターやプロデューサーを輩出することを目指しています。また、さまざまな文化活動の社会的・文化的諸相を分析する研究者や、そうした研究を通じて文化政策に提言・実践をおこなう専門家の育成も目指しています。
芸術文化の専門機関、教育研究聞機関および企業・行政等における高度な専門人材の養成を図るため、専攻において定められた単位数の取得と、修士論文等による学位審査に合格した者に修士あるいは博士の学位を授与します。

 

<博士後期課程>
国際芸術創造研究科博士課程では、グローバル化をはじめとする社会や経済、技術の発展とそれに伴う芸術文化の変容に対応しながら、美術、音楽、映像等さまざまな芸術領域を横断的な視点で捉え、公演や展覧会を通じて表現の場を提供する専門性の高いプロデューサーやキュレーターを育成するとともに、そうした芸術文化の活動の社会との関係を分析し、政策提言・実践を行う研究者を育成します。
博士後期課程では、修士課程等で修得した能力を基盤として、国際的な水準でより専門性の高く独創的な芸術文化の研究を行い、社会にその成果を還元する実践的な能力をもつ人材に博士の学位を授与します。

 

 

カリキュラム・ポリシー

 

<修士課程>
「理論と実践の往還」を教育理念とし、基礎や応用理論を学ぶ概論や特論、実践的な活動をベースとした演習に加え、国内外の先端的な理論家や実践者との交流授業を通じて、国際的な視点やネットワーク形成の方途を習得することが求められます。
こうした授業および指導教員による研究指導を通じて、実際に文化事業を構想・実現することを習得しつつ、同時に世界各国の文化事業の背景にあるさまざまな文化・社会状況や、文化政策や文化経済学等、芸術と社会の関係を支える諸理論を学びます。
各科目の評価については、東京藝術大学成績評価に関する申合せによる評価基準のもと、各科目の特性に従ってシラバスに記載している方法によって公正に評価を行います。
学位論文の評価にあたっては、専門性、独創性及び論理性を中核としつつ、(1)芸術諸分野を横断的に貫く観点を有しているか、(2)国際的な視野を有しているか、(3)実践的な裏付けや実践への展開の展望を有しているか、を重要な基準として評価します。学位論文に併せて実践的課題に係る特定課題研究研究報告書の提出が課されている者に関しては、学位論文と成果報告書を一体のものとして位置づけて評価を行います。

 

<博士後期課程>
専門性の高い知識や研究方法論、理論、そして実践的な能力を授業科目で修得します。毎週の授業に並行して実践活動を行なう授業科目を設け、理論と実践の往還による高度な理論に裏付けられた実践能力を身につけます。また主査となる指導教員を中心に複数の指導教員による定期的な研究状況進捗報告会が開催され、その研究成果の確認と研究指導が行われます。学会誌や専門誌などの論文発表、学会発表だけではなく、展覧会や公演、プロジェクトの企画運営など実践的な成果もまたその研究成果の構成要素になります。学位審査は、論文審査と口述試問で行われますが、実践を伴った研究の場合にはその成果を論文の一部に加えることも可能です。博士論文審査については、予備申請を経た後、3名以上の専門審査員によって公開で行われ、審査後は公開の博士論文発表会が開催されます。発表会には実践的成果を加えることができます。合格者には博士(学術)が授与されます。
各科目の評価については、東京藝術大学成績評価に関する申合せによる評価基準のもと、各科目の特性に従ってシラバスに記載している方法によって公正に評価を行います。学位論文の審査にあたっては、以下の3点を主な基準として合否判定を行ないます。
(1)研究及び実践活動が国際的な水準で独創的であり、今後グローバルな活躍が期待できるかどうか。
(2)研究や実践活動が、美術や音楽、映像などさまざまな芸術領域を横断的に捉える視点から客観的に位置づけられ、適切に研究や実践が文脈化されているかどうか。
(3)研究活動や実践活動が、将来の芸術文化の発展に貢献し、その研究成果を政策提言などさまざまな形で具体的に社会に還元することができるかどうか。
学位論文に併せて研究課題に関わる実践活動の成果報告書の提出が課されている者に関しては、学位論文を主体とし、実践活動の成果報告書を論文に付属する構成要素として、全体の評価を行ないます。

 

 

アドミッション・ポリシー

 

<修士課程>
芸術文化と社会の関係構築を担う役割に対する強い信念を抱き、伝統と革新を切り結ぶ柔軟な発想力と行動力を有する人材を求めています。また、教育理念の実現に向けて、理論化に必要な言語的資質および実践活動に必要な思考力とコミュニケーション能力も問われます。さらに、国際交流カリキュラムに対応できる語学能力も評価されます。そのために入学者選抜試験では、本研究科が実施する面接及び志願者から提出された書類(成績証明書、研究計画書、志望理由書、論考、推薦書、語学能力証明書)を総合して判定します。

 

<後期博士課程>
博士後期課程では高い専門性とともに、分野横断的かつ国際的視野において研究に取り組む高度な次元の実践的及び理論的能力が求められます。そのために入学者選抜試験では、修士課程等で修得した専門的能力と多様な実践的活動能力、そして国際的な研究プログラムに対応する語学コミュニケーション力を審査するために、研究計画、過去の論考や活動実績、語学力を証明する提出書類を検討した上で、口述試問を行い、その結果を総合的に判断して選抜を行います。

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