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「都市の臓器とAI」研究会:
第1回「生命的な都市/情報としての人間/環境としてのAI」(報告者:畠中実)

 

研究会のご案内
日時:2025年7月15日(火)18:30–20:30
会場:東京藝術大学 音楽学部 上野キャンパス 国際交流棟4F GA講義室(MAPのNo.19の建物です
※対面参加は定員20名(要申込)
※オンラインとのハイブリッド開催
報告者:畠中 実(キュレーター、美術・音楽批評)

「都市の臓器とAI」研究会(全6回)
本研究会は、2025年7月から12月にかけて全6回にわたり開催いたします。
第1回では、キュレーターであり、美術・音楽批評を手がけてきた畠中実氏をお迎えし、「生命的な都市/情報としての人間/環境としてのAI」と題してご報告いただきます。

 

第1回 「生命的な都市/情報としての人間/環境としてのAI」
概要
現在の私たちの生活環境では、私たちの行動が情報であり、情報を伝達するエージェントのように働くことで、その情報環境を形成しています。それらは、コンピュテーショナルなシステムによって、生命的に振る舞うアルゴリズムによって、より自然に、さまざまな形で日常に実装され、そこで得られた膨大な行動データはAIの学習素材となり、分析と予測を通じて私たちの環境となっています。

こうした組織化する無機的なものによる、生命的有機的システムにもとづく、現実空間と情報空間がフィードバックする環境において、アートはどのような反応をしているでしょうか。これまでのSF的な想像力から生まれた作品から、現在のそれが実現した世界での作品までを概観してみたいと思います。

 

報告者プロフィール
畠中 実(はたなか・みのる)
1968年生まれ。1996年のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]開館準備より同館に携わり、数多くの展覧会やイヴェントを企画した。主任学芸員、学芸課長をへて2025年3月末で同館を退任。主な展覧会に、「サウンド・アート」(2000年)、「サウンディング・スペース」(2003年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)、「みえないちから」(2010年)、「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」(2017年)。そのほか、ダムタイプ、ローリー・アンダーソン、八谷和彦、ジョン・ウッド&ポール・ハリソンらの個展などを手掛ける。近年は、「多層世界とリアリティのよりどころ」(2022年)、「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」(2023年)、「ICCアニュアル2024 とても近い遠さ」(2024年)、「evala 現われる場 消滅する像」(2024年)などがある。ICC以外の展覧会では、「Ennova Art Biennale Vol.1」アーティスト選考委員(中国、2024年)、森美術館「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」アドヴァイザー(2025年)を務める。著書に、『現代アート10講』(共著、田中正之編、武蔵野美術大学出版局、2017年)、『メディア・アート原論』(久保田晃弘との共編著、フィルムアート社、2018年)。

 

参加申込フォーム:https://forms.gle/6iMwCNhy146GFcrR9

※対面参加は先着20名(定員に達し次第締切)
※オンライン参加はイベント前日(7月14日 23:59)まで受付
参加用のZoomリンクは、申込締切後にご登録いただいたメールアドレス宛にご案内いたします。
開始時間になってもリンクが届かない場合は、下記までお問い合わせください。

お問い合わせ:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教員室(リサーチ領域)
ga-research@ml.geidai.ac.jp

 

主催:「都市の臓器とAI」研究会
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 清水知子研究室・毛利嘉孝研究室
共催:大丸有SDGs ACT 5実行委員会

 

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