Skip to content

東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科では国立台北芸術大学と協働して交換レジデンスプログラム「TEA+」を実施しています。今回はその第1期派遣/招聘アーティストによる活動報告会を行います。

マイクロプラスチックの作品化に取り組む安西剛(Tokyo Geidai)は、台湾の黒潮海洋文教基金会(Kuroshio Ocean Education Foundation)の協力のもと、台湾東部の海域でマイクロプラスチックの調査を行いました。一方、台湾から来日したリウ・ユー(TNUA)は、神話や伝説をテーマに調査する中で、人形供養など日本における「ヒューマノイド」の歴史に注目し、京都のお寺に導入されたアンドロイド観音の取材などに取り組みました。それぞれのアーティストが台湾と日本で行った調査の内容と、そのリサーチを今後どのように作品制作に活かしていくのかお話しいただきます。どなたでも参加可能ですので、ぜひお気軽にお越しください。

日時:2025年5月9日(金)16:20~17:50
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 国際交流棟3F コミュニティサロン
ゲスト:安西剛(Tokyo Geidai)、リウ・ユー(TNUA)
言語:日本語
主催:東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科
お申し込みはこちら:https://forms.gle/Ynb2Agz4eJpCyAmL6

プロフィール:

安西 剛|Anzai Tsuyoshi
現代美術作家、千葉在住。日用品などの既製品、廃棄物などのプラスチックから、本来の機能や意味を取り除くことで、人間中心の視点を超えた新たな人とモノの関係性を探求している。 安西の作品には、日用品でモーターで構成され、あたかも生き物のように予測不可能な動きをするキネティック・スカルプチャーがある。また、海岸で収集した海洋プラスチックを用いた彫刻では、それらを遥か未来の人間以外の生命体の考古学者が解釈した「人類の遺物」として提示している。 これまでに、ルートヴィヒ美術館(ブダペスト)、金沢21世紀美術館(日本)、ヒューストン美術館(アメリカ)、クンストラーハウス・ベタニエン(ベルリン)などで作品を発表している。
https://an2ai.net/

リウ・ユー|Liu Yu
1985年台湾生まれ。おもにビデオと空間インスタレーションを媒体として創作をおこなっている。彼女は芸術実践の制作方法論として、ドキュメンタリー的性質を持つ現地調査を継続的におこない、それをもとに複数の物語が結びつくように再構成する。空間、歴史、イメージ、語りの断片を繋ぎ合わせることによって、密接な関係性をつくり、物語を補完するようなプロジェクトを実現させている。最近の個展には、国立台湾美術館での「女性たち」(台中、2023年)や、洪建全基金會/Project Seekでの「もし物語が大洪水になったとしたら」(台北、2020年)がある。グループ展には、「植物たちの遠征」(長征空間/北京、2024年)、「声を揃えて歌う 第8部: 波のあいだ」(ブルックリン鉄道インダストリーシティ/ニューヨーク、2023年)、「アクア・パラディソ」( 国立アジア文化センター/光州、2022年)、および国立台湾美術館での「アジア・アート・ビエンナーレ: ファンタスマポリス」(台中、2021年)がある。
https://liu-yu.net/

Back To Top