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アート/クィア/ファラスティーン

パレスチナ連帯活動についての報告 + 議論 + 中東短編映画上映

 

アーティストとして、クィアとして、そして市民として、パレスチナで今この瞬間にも続く暴力を止めるため何ができるのでしょうか。現在、多くのアーティストや市民がこの現状に応答し、創作や表現、そして実践を通じて活動しています。しかしその一方で、芸術やクィア・アクティビズム/カルチャーが、イスラエルによるパレスチナへの抑圧を正当化したり、隠蔽や沈黙の手段として利用されることもあります。

こうしたなか、東京に暮らすアーティストやクィアの人々は、連帯と抵抗の場をどのように作り出してきたのでしょうか。本イベントでは、国立西洋美術館がイスラエル製の武器を扱う川崎重工から支援を受けていることに異議を唱えたアーティストや市民団体「APVA-JST」の活動、ピンクウォッシングに抗い、連帯を表明するデモやラリーを開催してきた「イスラエルのアパルトヘイトと虐殺に反対するクィア有志」の取り組み、そして、多様な人々が安心して集い楽しめる空間づくりを目指すクィア・フェミニスト・パーティ・コレクティブ「WAIFU」による、パレスチナのアーティスト、バッシャール・ムラード氏の招聘をめぐる背景やその体験を、それぞれの視点から報告と議論を行います。

また、昨年「Queer Visions2024」@同志社大学で特集された、レバノンやパレスチナから届いた短編映像3作品を特別上映いたします。上映後には、アラブ文学・文化研究者の山本薫さんによる作品解説も行い、パレスチナにおける現実を知り、アートやクィアの実践がもつ可能性と課題を探ります。

 

日時:2025年4月12日(土)14:00〜17:00
会場:東京藝術大学上野キャンパス 国際交流棟3Fコミュニティサロン(MAP No.19:エレベーターあり)
料金:無料 ※要予約

登壇者:山本薫(慶應義塾大学准教授)、百瀬文(アーティスト)、遠藤麻衣(アーティスト)、奥誠之(アーティスト)、藤井光(アーティスト)、Maiko Asami(WAIFU/イスラエルのアパルトヘイトと虐殺に反対するクィア有志)、まい(イスラエルのアパルトヘイトと虐殺に反対するクィア有志/トランスジェンダー映画祭)
司会:秋田祥(ノーマルスクリーン)、清水知子(東京藝術大学)

入場無料、要予約
言語:日本語

予約フォーム:以下のお申込みフォームから事前予約をお願いいたします。
https://forms.gle/mULuzkB4iXMgyzqq8

主催:ノーマルスクリーン+東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 清水知子研究室
協力:Queer Vision Laboratory|WAIFU|佐藤まな

お問い合わせ:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教員室(リサーチ領域)
ga-research@ml.geidai.ac.jp

※UDトークをご希望の場合、事前にご連絡いただけますと幸いです。

 

[上映作品] パレスチナ、レバノン、チェックポイント 〜中東クィア連帯の短編集〜
ユニークな視点でパレスチナやレバノンの現状や歴史を探求し提示する作品を、2000年代、2010年代、2020年代からそれぞれ1作品ずつ上映。イスラエルによる侵攻が続くパレスチナとレバノンのクィアの人たちを想い、そして世界中にいるパレスチナの人、パレスチナを想う人たちと連帯するためのプログラム。(合計37分)

◎シック・ポイント
(監督:シャリーフ・ワーキド|2003年|5分|パレスチナ、イスラエル)
架空の空間「占領されたキャットウォーク」でモデルたちはイスラエルの検問所のために特別にデザインされた衣装を着て腹部を露出する。

◎モンディアル 2010
(監督:ロイ・ディーブ|2014年|19分30秒|レバノン|東京初上映)
サッカーワールドカップが行われている時期にレバノンのゲイカップルがヨルダン川西岸地区中部ラマッラーでカメラを片手にロードトリップにでる。
京都での上映時には、この作品の舞台に訪れたことのある保井啓志さんに解説をしてもらいました。

◎ネオ・ナフダ
(監督:メイ・ズィヤーデ|2022年|13分|レバノン、フランス|東京初上映)
ロンドンに住む若い女性モナはある日、1920年代のアラブの女性たちが男装しているアーカイブ写真を見つける。

 

Sharif Waked, Chic Point (still), 2003. © Sharif Waked. Courtesy of the Artist

 

 

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