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トーク・交流イベント – 「日台における分野を跨いだ芸術実践について」

日時:2024年1月26日(金)17:00-19:00
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 国際交流棟(TAKI PLAZA) 2F GEIDAI LIVING(食堂)
言語:英語、中国語、日本語
主催:国際芸術創造研究科(GA)毛利嘉孝研究室
今回はどなたでも参加できます。予約不要です。直接お越しください。

台湾側発表者:
高雄師範大学跨領域藝術研究所教授 高俊宏 教授(Kao, Jun-Honn)
高雄師範大学跨領域藝術研究所学生 蔡明岳(Tsa, iMing-Yueh)
高雄師範大学跨領域藝術研究所学生 王筠婷(Wang, Yun-Ting)
高雄師範大学跨領域藝術研究所学生 楊淯緹(Yang, Yu-Ti)
台北藝術大学学生 林彥翔&王正祥(Wang, Cheng-Hsiang & Lin, Yan-Xiang)
台北藝術大学学生 邱靖婷(Chiu, Ching-Ting)

日本側発表者:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科博士課程:澤田聖也(Seiya Sawada)
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科研究生:砂森かずら(Kazura Sunamori)
東京藝術大学大学院先美術研究科先端芸術専攻:宮森みどり(Midori Miyamori)

聞き手:毛利嘉孝(大学院国際芸術創造研究科教授)、江上賢一郎(グローバルサポートセンター特任助教)
モデレーター・司会:花崎草(アーティスト)
通訳:Wu, Susan

 台湾の国立高雄師範大学跨領域藝術研究所(Graduate Institute of Interdisciplinary Art, National Kaohsiung Normal University)の教授であり、アーティストの高俊宏(Kao, Jun-Honn)と研究所に在籍する学生や作家を招き、トークと交流会をおこないます。

 高雄師範大学跨領域藝術研究所は、台湾で最も歴史のある分野横断的な芸術教育をおこなう機関の一つで、美術、音楽、演劇、ダンス、メディアアートなどのさまざまな分野の専門家が指導をおこなっています。また、社会や環境問題をテーマとしたプロジェクトやワークショップなど、実践的な教育にも力を入れており、社会や環境問題が複雑化・多様化する中で、単一の視点だけでは解決できない課題に異なる分野の知識やスキルを組み合わせることで、新たな視点や想像力を養うことを目指しています。

 近年、台湾では、芸術がどのようにして「分野を超えた」視野と思考を開くことができるか、という問いがしばしば議論されています。 特に社会問題や環境問題に直面した際に、芸術の実践が、社会・科学・政治などの分野の専門家とは異なる視点や想像力を持ち、「個人」と「社会」の関係をどのように反映していくことができるのか、という課題が議論されています。

 今回、来日する学生や芸術家も、都市開発、立ち退き問題、周縁的集団、災害と記憶等のテーマについてそれぞれの研究や作品発表を紹介をします。また、高俊宏教授からも、ご自身の作品と台湾の分野横断的な芸術実践や芸術大学の教育のあり方についてトークを伺います。

 今回のトーク・交流イベントは、台湾と日本という異なる文化的背景と教育システムをもち、芸術や様々な分野を跨ぎながら研究や制作をおこなう芸術家たちが、お互いの考えや作品を共有し、新たな可能性を探る機会となることが期待されます。


    
高俊宏 発表概要

Professor:  Kao, Jun-Honn
The Crossroads of Research-Based Art and “Artistic Epistemology” (A View from Taiwan Art Fields)

In recent years, research-based art has emerged as the predominant trend within the realm of contemporary art in Taiwan. The primary factor contributing to this phenomenon is the interplay between the mainstream Western art, the local art scene, and the evolving artistic landscape. Artists today are able to engage in a meaningful dialogue with the contemporary “knowledge economy,” which emphasizes thematic exploration and information dissemination. This departure from the traditional confines of art aesthetics allows creators to avoid stagnation and embrace new possibilities. Previous methods of creation have undergone scrutiny due to their limited consideration of social concerns and intellectual innovation. The process of creating contemporary art is consequently more distinct.

《一帆風順》(2023).png
高俊宏《一帆風順》(2023年)
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