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国際芸術創造研究科(GA)は、地域コミュニティに密着したアートプロジェクトの「場所性」にフォーカスした公開講座を行います。マレーシア及びカナダ出身の登壇者それぞれの視点から、「カルチュラル・マッピング」の手法を通してアートの場所性への思考を巡らせます。社会と芸術、地域とコミュニティ、場所と文化などの関係性にご関心のある方は、ぜひご参加ください。

登壇

ジャネット・ピライ(インディペンデント・リサーチャー/マレーシア)

ラナ・トラン(東京藝術大学国際芸術創造研究科 博士課程/カナダ)

司会:熊倉純子(東京藝術大学国際芸術創造研究科 教授)

言語:英語(日本語の逐次通訳あり)

日時 12月9日(金)14:40-16:40(14:10開場)

会場 東京藝術大学千住キャンパス 2階大会議室

参加費 無料

応募フォーム https://forms.gle/UsJe5X9WZx2XNuEBA

(席に空きがありましたら、当日のご参加も歓迎します。)

主催 東京藝術大学国際芸術創造研究科

ジャネット・ ピライ|Janet Pillai
Cultural Mapping and its Application in Arts-based Placemaking

2013年までマレーシアサインズ大学舞台芸術学科で教鞭をとる。 2007年にペナンにおいて若い人のための芸術、文化、教育のプログラムを行うNPO法人「Arts-ED」を設立。現在は文化の保存、文化プログラムの持続性とカルチュラル・マッピング(文化的な目的による社会状況の調査・分析)を専門とするインディペンデントのコンサルタントとして活動をしている。東南アジア諸国のアーティスト、文化事業従事者、NGOを対象に、カルチュラル・マッピングとコミュニティ・エンゲージメントに関するトレーニングを実施する一方、UNESCOバンコク事務所、APCIEU韓国、THINKCITYマレーシア、ゲティ財団USAなどの組織にもリソースパーソンとしてサービスを提供している。また、東南アジアにおける芸術教育やソーシャリー・エンゲイジド・アートの実践をテーマとした書籍や記事、オンライン・リソースを多数執筆している。 

Janet Pillai taught at the Department of Performing Arts, University Science Malaysia between 1984-2013 and founded a non-profit organisation ARTS-ED in 2007 that specialises in arts education and socially engaged arts.  Since 2014 Pillai has worked as an independent consultant specialising in cultural mapping, conservation and sustainability. She conducts training in cultural mapping and community engagement for artists, cultural workers and NGOs in Southeast Asian countries, while also servicing organisations such as UNESCO Bangkok, APCIEU Korea, THINKCITY Malaysia and Getty Foundation USA as a resource person. Pillai has also authored several books, articles and on-line resources on the subject of arts education and socially engaged arts practice in Southeast Asia. 

ラナ・トラン|Lana Tra

A Multicentered Home: Creative Approaches to “Senses of Place” in the City

多中心のあるホーム:都市においての「場所性」への創造的なアプローチ

トロント生まれ。2011年より東京を拠点に活動中。文部科学省奨学金を受けて、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科博士課程に在籍中。アーツ千代田3331にて町内の展覧会や国際交流プログラムの開発を経て、2019年、トロント大学ミュージアム学修士号を取得。現在、日本の地域型アートプロジェクトにおいては、街に内包される歴史や記憶をどのように引き出してアーカイブ化し、表現・発信するか、そのプロセスと社会的な意義の特徴を調査している。また、家族の複数の世代にわたる移住した経験からは、移住してきた場所との関係性をどのように調整するかを尋ねている。その課題を、養子犬のペッパーちゃんと一緒に取り組もうとしている。

Born in Toronto; Based in Tokyo since 2011. Lana Tran is a doctoral student and Japanese Government (MEXT) Scholar in Art Studies and Curatorial Practices at the Tokyo University of the Arts. After developing arts exhibitions and intercultural programs in urban environments with the artist-led centre 3331 Arts Chiyoda (Tokyo), Lana attained a Master of Museum Studies from the University of Toronto in 2019. Her current research considers how place-based heritage and memory is collected, archived and (re)presented in contemporary Japanese art projects. Drawing from her familial experience with migration, Lana also asks how we negotiate our relationship with place and displacement—a question she explores with her adopted dog Pepper.

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