Skip to content

Meeting アラスミ!連続講座
「新しい文化政策」を考える

行政×NPO×アーティスト×アートマネージャー×市民・・・

共創的な文化政策のあり方を学ぶ受講生を募集します!

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科(GA)では、すみだ川界隈(around SUMIDAGAWA=アラスミ)の地域において、「地域の文化芸術を推進するプラットフォーム」、「地域の連携・協働を推進するプラットフォームの形成」に着目し、先進的な事例に取組む自治体・団体と協力して学びと実践の場を提供する人材育成プロジェクト「Meetingアラスミ!」を開催します。「文化庁 大学における文化芸術推進事業」の支援を受けた本プロジェクトは、2020年の先にある新たな文化政策について思考し、取り組んでいく人材を育み繋いでいくことを目的としています。

「連続講座」では、異なる領域の協働により社会に新たな回路を創り出す「新しい文化政策」の理解を目的として、研究者や実践者を招き全5回の勉強会を実施します。勉強会のコアメンバー(足立、墨田、台東3区の行政担当者と藝大生)と一般メンバー(公募)が、最新の知見や実践に触れ、さまざまな立場からディスカッションを行い、将来のすみだ川周辺地域における文化政策のあり方を考えます。

主な受講対象

①地域に根差した文化芸術事業に関心のある文化施設・財団職員および行政担当者
②フリーランスのアートマネージャーやコーディネーター
③市民と協働するアートプロジェクトを実践しようと考えているアーティスト
④文化政策・アートマネジメントの専門家を目指す大学生  ほか
<受講料無料>

日時

・第1回 概説:「新しい文化政策」ことはじめ
2019年9月6日(金)15:00~18:00

・第2回 すみだ川文化圏の形成にむけて —足立区・墨田区・台東区における共創的実践—
2019年10月29日(火)15:00~18:00

・第3回 全国で胎動する新たな文化的取組み①  —パーラー公民館(沖縄県那覇市)の事例から—
2019年11月19日(火)15:00~18:00

・第4回 全国で胎動する新たな文化的取組み②  —地域包括ケア事業「igoku」(福島県いわき市)の事例から—
2019年12月10日(火)15:00~18:00

・第5回 全国で胎動する新たな文化的取組み③ —アーツセンターあきた(秋田県秋田市)の事例から—
2020年1月14日(火)15:00~18:00

場所

東京藝術大学 千住キャンパス2階大会議室(120-0034 東京都足立区千住1-25-1)
北千住駅西口より徒歩約5分(JR常磐線/ 東京メトロ千代田線・日比谷線/ 東武スカイツリーライン/ つくばエクスプレス)

お申し込み方法

受講を希望される方は、こちらのフォームからお申し込みください。

https://forms.gle/dGWGqb1AX2L1WdKn6

定員:15名(5回連続受講を推奨/ 応募者多数の場合は抽選)
応募締切:2019年8月6日(火)

※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

2019年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科
後援:足立区、墨田区、台東区
企画統括:熊倉純子
企画運営:森隆一郎、長尾聡子、楊淳婷、韓河羅


各プログラムの詳細

第1回《概説:「新しい文化政策」ことはじめ》
2019年9月6日(金)15:00~18:00

現代日本における「新しい文化政策」の基本的な考え方を理解するために、文化政策研究者を講師として招き、文化政策の変遷や芸術文化基本法の解釈、福祉・医療・教育・多文化共生など他分野との連携に基づく近年の文化事業の動向について、レクチャーを通じて理解を深めます。

《ゲスト講師》

小林真理
東京大学大学院人文社会系研究科(文化資源学研究専攻)教授
専門は、文化政策学、文化経営学、文化資源学。文化政策の企画立案、文化行政制度の研究を行う。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程を満期退学。早稲田大学助手、昭和音楽大学助手、静岡文化芸術大学講師を経て、2004年に東京大学に着任、現在に至る。博士(人間科学)。さまざまな地方自治体で文化行政制度の運営や制度設計に関わる。単著に『文化権の確立に向けて〜文化振興法の国際比較と日本の現実』他。

長津結一郎
九州大学大学院芸術工学研究院助教
アーツ・マネジメント、文化政策学、芸術社会学などをベースとし、障害のある人などの多様な背景を持つ人々の表現活動に着目した研究を行なう。2013年東京藝術大学大学院博士後期課程修了、博士(学術・東京藝術大学)。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』、共著に『ソーシャルアートラボ:地域と社会をひらく』他。日本文化政策学会理事。

《コメンテーター》

熊倉純子
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科長
パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了。企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」など、地域型アートプロジェクトに携わりながらアートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』他。

《モデレーター》

森隆一郎
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科特任助教
芸術・文化事業の企画・制作・広報などが専門。アートやカルチャーで社会をクリエイティブにする「渚と」主宰/さいたま市文化芸術都市創造審議会副会長/(公財)東京シティ・バレエ団アドバイザー/全銀座会G2020プロジェクトアドバイザー/前・アーツカウンシル東京PRディレクター。

 

第2回《すみだ川文化圏の形成にむけて—足立区・墨田区・台東区における共創的実践—》
2019年10月29日(火)15:00~18:00

都内でアートプロジェクトを行う足立区(アートアクセスあだち 音まち千住の縁)、墨田区(隅田川 森羅万象 墨に夢)、台東区(台東区芸術文化支援制度、江戸まち たいとう芸楽祭)の具体的な施策について議論します。各区の担当者がこれらの事例を中心に、政策的な位置づけや事業の実現に向けた行政的な手続きの方法、区民や行政内の反応など具体的な課題について共有し、その差異や共通点についてディスカッションします。

足立区:アートアクセスあだち 音まち千住の縁

墨田区:隅田川 森羅万象 墨に夢

台東区:台東区芸術文化支援制度

江戸まち たいとう芸楽祭

 

第3回《全国で胎動する新たな文化的取組み①》 —パーラー公民館(沖縄県那覇市)の事例から—
2019年11月19日(火)15:00~18:00

日本各地で福祉・社会教育・まちづくりなどの分野で創造的な取組みを実践する方々を講師として招きレクチャーを開催します。第1・2回の講座内容をふまえ、各々の実践現場の課題を比較しディスカッションします。

事例①《パーラー公民館》
公園に出現する出張公民館。そこには公民館や地域コミュニティのエッセンスが詰まっています。仕組みとしての公民館に着目し、そこから生まれる様々な文化政策的な成果ついて考えます。

ゲスト:宮城 潤(那覇市若狭公民館 館長)
https://cs-wakasa.com/program/archives/category/parlor/

 

第4回《全国で胎動する新たな文化的取組み②》—地域包括ケア事業「igoku」(福島県いわき市)の事例から—
2019年12月10日(火)15:00~18:00

日本各地で福祉・社会教育・まちづくりなどの分野で創造的な取組みを実践する方々を講師として招きレクチャーを開催します。第1・2回の講座内容をふまえ、各々の実践現場の課題を比較しディスカッションします。

事例②《igoku》

いわき弁で「動く」を意味する「いごく」を冠した一連の活動は、地域包括ケアを出発点に、地域の創造的な人材を巻き込み老若男女が集う奇跡的な現場を作り続けています。その活動をヒントに総合政策としての文化政策の可能性を探ります。

ゲスト:猪狩 僚(いわき市役所地域包括ケア推進課)
https://igoku.jp/

 

第5回《全国で胎動する新たな文化的取組み③》—アーツセンターあきた(秋田県秋田市)の事例から—
2020年1月14日(火)15:00~18:00

日本各地で福祉・社会教育・まちづくりなどの分野で創造的な取組みを実践する方々を講師として招きレクチャーを開催します。第1・2回の講座内容をふまえ、各々の実践現場の課題を比較しディスカッションします。

事例③《アーツセンターあきた》

秋田市では、秋田公立美術大学が持つ創造性をまちに展開し、新たな地域像を模索するために、NPOアーツセンターあきたを設立しました。その可能性についてさまざまな地域のアートプロジェクトに携わってきたゲストと共に掘り下げます。

ゲスト:藤 浩志(美術家、NPO法人アーツセンターあきた理事長、秋田公立美術大学教授)
https://www.artscenter-akita.jp/


お問い合わせ:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教員室
本事業直通メール arasumi.study[at]gmail.com

Back To Top