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特別講義
ポール・ロケ (MIT准教授)
周辺の視聴覚:Muzakからミクスト・リアリティまでのアンビエント・メディア

以下のとおり、マサチューセッツ工科大学日本研究准教授のポール・ロケ先生をお迎えし、特別講義を開催いたします。ポール・ロケ先生は、『アンビエント・メディア:日本に於ける自己を創り出す空気 Ambient Media: Japanese Atmospheres of Self』 (Minnesota, 2016)などの著作で知られる気鋭の日本研究者です。特に、メディア・テクノロジーが媒介する空間の政治文化に注目し、知覚や感情の問題を研究しています。今回は、国際交流基金の研究助成を得て、東京藝術大学に客員研究員として滞在し、2018年7月から約1年間、調査研究を行う予定です。興味のある方は是非ご参加ください。

日時:2018年7月10日(火) 16:20-17:50
場所:東京藝術大学千住キャンパス第3講義室

講師:ポール・ロケ (Paul Roquet、マサチューセッツ工科大学日本研究准教授)
司会:毛利嘉孝(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)

言語:英語

 

 

講義概要:
アンビエント・メディアは、それ自身を意識させることなく、雰囲気を醸成し、行動に影響を与えながら、意識的な知覚の端に空間を生み出しています。メディア化された辺境の知覚比較的長い歴史をたどりながら、この講義では、コンテクスト・アウェアのアルゴリズム時代のアンビエント・メディアの文化政治学を検討します。ユビキタス・コンピューティング、バイオメトリック監視、拡張現実(AR)やヴァーチャル・リアリティ(VR)の日本のアーティストや開発者に焦点をあてて、日本のアンビエントの背景を以下の問を中心に批判的に考察します。それは誰のために設計され、誰が管理し、どのように変容するのでしょうか?

 

講師略歴:
Paul Roquet

Paul Roquet is associate professor of Japanese Studies at the Massachusetts Institute of Technology. His work focuses on issues of perception and emotion in emerging Japanese media, with particular attention to the cultural politics of mediated space. He is the author of Ambient Media: Japanese Atmospheres of Self (Minnesota, 2016), a book on the history and theory of mediated atmospheres in Japan and their role in neoliberal forms of self-care. He has also published essays on environmental aesthetics in experimental film, animation, literature, and music. Roquet is currently in Tokyo on a Japan Foundation Japanese Studies Fellowship, and is completing a book examining Japanese approaches to augmented reality, virtual reality, and the internet of things.

 

お問い合わせ:
info-ga(a)ml.geidai.ac.jp

 

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