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アートフェア東京2018
特別展「World Art Tokyo」/「Future Artists Tokyo」

3月9日(金)〜11日(日)に東京国際フォーラムで開催されるアートフェア東京2018において、今年誕生した2つの新企画「World Art Tokyo」、「Future Artists Tokyo」に、国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻キュレーション研究分野の学生である内海潤也と黒沢聖覇がキュレーターとして参加しています。(AFT2018の入場無料エリア、ロビーギャラリーで開催)

アートフェア東京は、多彩なジャンルのアートだけでなく、ファッションや音楽、テクノロジーなど異なる産業と結びつき、様々な入り口を介してアートの領域を拡張させてきました。アートフェア東京2018のテーマは、『Art is Life』。アートと共に生きる魅力を発信します。

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お問い合わせ
一般社団法人 アート東京
〒106-0041 東京都港区麻布台 1-9-12 飯倉台ビル4階
Tel.03-5797-7912/Fax.03-5797-7913/E-mail: info@artfairtokyo.com

World Art Tokyo 「パンゲア・テクトニクス ― 地殻変動するアート ⇄ ものがたりの分岐点 ―」

今年初開催の「World Art Tokyo―パンゲア・テクトニクス―」は、9ヶ国の駐日大使が推薦する、今後グローバルな活躍が期待されるアーティストの国際展です。この国際展のキュレーションを、東京藝術大学大学院のアートプロデュース専攻の学生が担います。

展覧会テーマは、「パンゲア・テクトニクス— 地殻変動するアート ⇄ ものがたりの分岐点 —」。およそ2億5000万年前、地球上の大陸はひとつにつながっていました。その超大陸は「パンゲア」と呼ばれています。プレート・テクトニクスという理論によって、このパンゲアは長い月日を経て大陸移動し、現在の地球上の6大陸に別れたと説明されています。また現在も各大陸は少しずつ移動し、遠い未来にまたひとつの超大陸としてつながるとも言われています。

本展覧会は、世界中様々な大陸にある各国大使館から推薦されたアーティストたちを、「パンゲア・テクトニクス」というコンセプトでひとつの展覧会にまとめることによって、地球史の長大な時間軸から現代アートを見つめる方法を提案します。そうした大きな視野によって、それぞれの国のアート、文化、美学の共通点や差異を、普段とは違う形で発見することが可能になるでしょう。また、まるで地球上の各プレートが互いを動かすように、相互に影響し合いながらユニークに浮かび上がっていく、各国のアーティストが生み出す新しい「ものがたり」の多様性も、本展で体感することができるでしょう。

参加大使館:中華人民共和国駐日本国大使館、在日コロンビア共和国大使館、在日コンゴ民主共和国大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本-ヴィラ九条山、在日ハンガリー大使館、在日イスラエル大使館、駐日イタリア大使館、在日ナミビア大使館、在日スイス大使館(アルファベット順)

キュレーター: 黒沢聖覇(東京藝術大学 大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻 修士課程)
平成29年度日本文化海外発信推進事業「国際的な文化発信拠点の基盤構築に向けた試行プロジェクト」
主催: 文化庁/一般社団法人 アート東京
監修: 保科豊巳(東京藝術大学 理事・副学長)


Future Artists Tokyo「スイッチルーム Switch Room」

日本を代表する芸術系大学の学生チームが、一丸となって挑戦する展覧会「Future Artists Tokyo – スイッチルーム -」展。 若手人材の実践の場として、東京藝術大学、筑波大学、女子美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、武蔵野美術大学の芸術系6大学の学生によるグループ展。同6大学から1名ずつアート・プロデュースを専攻する学生・研究員が参加し、チームとなって展示キュレーションに挑戦します。

本展「スイッチルーム Switch Room」は、東京を中心に点在する未来の文化の担い手たちを、横断的に繋ぎ合わせ、新たな輝きを生むサーキットを創りだす試みです。

「Switch Room」とGoogleで検索すると、企業などの大きなビルの電源や機械を統括する部屋が出てきます。一方、「スイッチルーム」と検索すると、渋谷の商業施設のためにデザインされたトイレが出てきます。「ON/OFFを切り替えられるような世界一のトイレ」を目指して作られた多機能なこのスイッチルームは、日本の(トイレ)文化がガラパゴス的に進化してきた象徴であるとともに、和製英語という、世界とのつながりの中で生まれてきた日本独特の表現とも言えるでしょう。

スイッチルーム展では、学生プロデューサーのキュレーションがスイッチとなって、多様な12人の作品をそれぞれのコンテクストから一度切り離し、それぞれの作品が新鮮な輝きを放つ新たな回路を生み出します。アートフェア東京というアートマーケットのプラットフォームともいえるイベントの入口での、商業目的ではない展示。また、欧米と比較すると独特な、マーケットを意識せずコンセプトを言語化しないことが許容される、日本の芸術教育環境の中から生まれる独創的な表現の部屋。そして、国際的な活躍が期待されるこれからのアートの担い手が生み出す場所。 スイッチルームは、切り替えによって生じる未知の組み合わせを試すラボであるとともに、日本のアートシーンの未来の道を切り開いていく分岐点/Switch Point ともなるでしょう。

Future Artists Tokyo キュレーションチーム

内海潤也
1990年、東京都生まれ。
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修士2年在籍。

高橋和佳奈
1993年、広島県生まれ。
筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻芸術支援領域博士前期課程2年在籍。

森本真梨子
1995年、千葉県生まれ。
女子美術大学アートデザイン表現学科アートプロデュース表現領域4年在籍。

内藤和音
1996年、北海道生まれ。
多摩美術大学美術学部芸術学科3年在籍。

金真希 + 森野大地
1995年、三重県生まれ。/1995年、兵庫県生まれ。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻4年在籍。

主催:一般社団法人アート東京
協賛:株式会社モリモト
監修:保科豊巳(東京藝術大学 理事・副学長)

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