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International Specialist Invitation Program (ISIP) 
公開シンポジウム
「新たなキュレーションを求めて:
    情報のエコロジーとネットワーク」

21世紀のキュレーションを考えるにあたっては、グローバル化に伴う大きな社会の変化、そしてフェリックス・ガタリによって指摘されるように、「自然・社会・精神」という「3つのエコロジー」に加えて、「情報」という「第4のエコロジー」を総合的に考えていくことが重要です。そのため本プログラムでは、急激に現代美術シーンが発展する中国から、デジタル・ネイティブ世代のキュレーターとアーティストをお招きし、日本の次世代キュレーターたる学生たちと共同でシンポジウムを実施します。

クラウド世代のキュレーターたちの新しい感性と情報へのセンサー とは?ポスト・インターネット時代のキュレトリアルの将来について、また社会におけるキュレーションの位置づけと役割の変化ついて議論します。

日時:2018年2月3日(土)13:00-15:30
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5号館 5-109号教室
予約不要、入場無料、定員約200名、日英同時通訳、日中逐次通訳付き。
※同日12:30まで、第66回東京藝術大学卒業・修了作品展が開催されています。


*クリックして拡大できます

 

パネリスト

Li Qi(李棋)
キュレーター、アートライター。上海在住。現在芸術新聞中国版(The Art Newspaper China)の副編集長も務める。最近まで、上海ロックバウンド・アート・ミュージアムにて、シニア・キュレーターとして、ヒューゴ・ボス・アジア・アートアワードの運営(2015、2017)、「Heman Chong: Ifs, Ands, or Buts」展(2016)を担当したほか、「フェリックス·ゴンザレス=トレス」展 (2016)の共同キュレーターを務めた。また北京のClub Destinationにおいて「CONDITIONS: An Exhibition of Queer Art」展 (2014)のキュレーションを実施した。セントラル・アカデミー・オブ・ファインアーツ (CAFA)(北京)およびチェルシー・カレッジ・オブ・アーツ・アンド・デザイン(ロンドン)卒業。これまでにユーレンス現代美術センター(UCCA)(北京)や英国映画協会(ロンドン)などへの勤務経験がある。

 

Li Ming(李明)
1986年生まれ、杭州市(中国)在住。
近年の主な個展として、「INSPIRED BY TRANSLITERATION」展(HDM Gallery:2017年、杭州市)、LISTE アート・フェア(2016年、バーゼル)、フリーズ・ニューヨーク(2016年、ニューヨーク)、「MEIWE」展(ユーレンス現代美術センター:2015年、北京)、「Mediation」展(Antenna Space:上海、2014)などがある。李明の作品はこれまで、杭州、上海、北京、ロンドン、香港のほか、スイス、イタリア、イスタンブール、ベルリンなどで個展・グループ展において紹介されているほか、2016年には釜山ビエンナーレの招聘アーティストにも選ばれている。

 

黒沢聖覇(東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 修士課程2年)
1991年生まれ。東京在住。United World College Mahindra College(インド、プネ)を卒業。
早稲田大学文化構想学部卒業。 東京及びロンドンでの美術ギャラリーでの勤務経験等を経て、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科に1期生として入学。展覧会実践として、第7回モスクワビエンナーレ「Clouds⇆Forests」(トレチャコフ美術館新館、モスクワ)、アシスタントキュレーター。「Japanorama」及び「Dumb Type “Actions + Reflections”」(センター・ポンピドー・メッス, メッス)、キュレイトリアルアシスタント。 「Seize the Uncertain Day ‒ ふたしかなその日」(東京芸術大学大学美術館陳列館、東京)、チーフキュレーター、など。

 

モデレーター:長谷川祐子(東京藝術大学大学院 国際藝術創造研究科 教授)

主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

お問い合わせ:

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教員室
info-ga [at] ml.geidai.ac.jp

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