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第7回モスクワ国際現代美術ビエンナーレ「Clouds ⇆ Forests」展
キュレーション

成果報告会 開催のお知らせ

本研究科アートプロデュース専攻長谷川祐子教授研究室の主宰により、同教授がキュレーターを務める第7回モスクワ国際現代美術ビエンナーレ「Clouds Forests」展(2017年9月19日〜2018年1月18日)の成果報告会を、下記のとおり開催いたします。

                                     

第7回モスクワ国際現代美術ビエンナーレ「Clouds Forests」展
キュレーション成果報告会 開催概要

第7回モスクワ国際現代美術ビエンナーレ「Clouds Forests」展は、インターネット上のクラウド空間に生まれた「クラウド・トライブ(雲の一族)」と、文化的な起源のうえに生まれた「フォレスト・トライブ(森の一族)」、両者の循環によって形成される新しいエコシステムにフォーカスを当てた企画展です。参加アーティストたちによる作品が、国立トレチャコフ美術館の常設展示の中の作品と併置され、対話を繰り広げます。マシュー・バーニー、オラファー・エリアソン、ビョークなど、世界的に著名なアーティストを含む25ヶ国から52作家が参加しています。

「Clouds⇆Forest」は、森(フォレスト)と雲(クラウド)の間を変遷・拡張・消散するクリエイティヴ・トライブ(創造的な小集団)としてのアーティストに着目しています。そうしたクリエイティヴ・トライブが、鑑賞者の主観性をどのように再構築し、また、そうした彼らの創造性が個々の主観性にもとづいた新たな環境空間(エンヴァイロメンタル・スフィア)の形成にどのように関わっているかを見せる展覧会となっています。インターネット上のコミュニケーションに代表される、既存の枠組みとは異なる環境空間を生み出す昨今の新たな世代を考慮したうえで、本展のキュレーションの枠組みには、日々進歩するテクノロジーに新たな生命を与えながら、文化的な根源ともつなげあわせるアニミズムとしての芸術的な言語を獲得しようとする表現と、歴史/ジャンル/メディアを横断するリゾーム的な有機システムとしてのアート表現の可能性が含まれています。[長谷川祐子

 

日時:2017年12月19日(火) 18:30〜20:00
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部内 中央棟第1講義室
参加費:無料
事前申込:不要
登壇者:長谷川祐子[第7回モスクワ国際現代美術ビエンナーレ「Clouds Forests」展キュレーター、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授、東京都現代美術館参事]、黒沢聖覇[同展アシスタント・キュレーター、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修士課程在籍]、島田清夏[アーティスト、予定]、東加奈子[アーティスト]


プログラム:

18:30〜19:05  第7回モスクワ国際現代美術ビエンナーレ「Clouds Forests」
          全体企画コンセプトおよび作家選定のプロセスをふりかえって[長谷川祐子]

19:05〜19:30  同展展示構成と出品作品の紹介とレビュー[黒沢聖覇]

19:30〜19:50  出品作品についてのプレゼンテーションおよびトーク・セッション
        [島田清夏、東加奈子、モデレーター:長谷川祐子]

19:50〜20:00  質疑応答

 

Ellinor Aurora Asagaard and Bror Sander Berg Störseth《Aircleaninglady (I)》2016 /《Aircleaninglady (II)》2016 /《Aircleaninglady (III)》2017

Kanako Azuma《Eternal Lovers》2017
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻

お問い合わせ:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻教員室
開室時間(上野): 10:00~19:00 (月・木・金)
電話(上野): 050-5525-2725
開室時間(千住): 10:00~19:00 (火・水)
電話(千住): 050-5525-2732
info-ga(at)ml.geidai.ac.jp

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