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特別講義
「現在進行形のカタストロフにおいてアートに何ができるのか?」

「Don’t Follow the Wind」福島第一原発周辺の帰宅困難区域内で開催中の展覧会の共同キュレーターであるジェイソン・ウェイトが、展覧会について議論をします。東京電力の福島第一原発は、2011年の事故の後、住民を自宅や土地、共同体から切り離してしまいました。帰宅困難地域は一般の人は入ることができないので、展覧会は開催されていますが、基本的に(放射能同様)見ることができません。見ることができるのは、将来安全性が確認されて住民たちが戻ってきてからになります。展覧会はChim↑Pomが最初に発案し、窪田研二、エヴァ&フランコ・マッテス、ジェイソン・ウェイトの共同キュレーションチームが企画を進めました。2015年3月11日に展覧会は始まりましたが、一般公開がいつになるのか、まだわかりません。3年、10年、何十年、あるいは、人の一生を超える年月を必要とするかもしれません。

日時:2016年7月12日(火)16:30〜18:00
場所:東京藝術大学千住キャンパス第3講義室
ゲストスピーカー:ジェイソン・ウェイト(インデペンデント・キュレーター)
司会:毛利嘉孝
言語:英語のみ(通訳なし)
聴講可

プロフィール:
ジェイソン・ウェイト Jason Waite
インデペンデント・キュレーター。芸術、社会、政治、批判理論など多様な領域を横断する主体を形成するような実践様式に関心をもっている。共同キュレーションした展覧会にDon’t Follow the Wind, The Real Thing? at Palais de Tokyo, Paris, Maintenance Required at The Kitchen, New York, and White Paper: The Law by Adelita Husni-Bey at Casco—Office for Art, Design and Theory, Utrecht(最近まで彼はここでキュレーターだった)。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジの芸術と政治修士号。2011年-2013、ニューヨーク、ホイットニー美術館独立研究プログラムのHelen Rubinstein Curatorial Fellow。

お問い合わせ:
mouri@fac.geidai.ac.jp

 

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