『ジャパノラマ』(水声社)刊行記念  長谷川祐子×小林康夫×星野太トークイベント 「日本の現代アートのパノラマ」

2017年にポンピドゥー・センター・メッスで開催された、「JAPANORAMA」展。「奇妙なオブジェ・身体――ポストヒューマン」「ポリティクスを超えるポエティクス」「やわらかで浮遊する主体性・極私的ドキュメンタリー」などの6つのテーマを群島のように配し、1970年以降の日本の現代視覚文化をパノラマとして描き出したこの展覧会は大きな反響を巻き起こしました。

このたび、そのフランス語版カタログに多数の作品・展示写真を追加し、展覧会記録資料を大幅に増補した、待望の日本語版・英語版書籍、『ジャパノラマ――1970年以降の日本の現代アート』(英語版:JAPANORAMA: NEW VISION ON ART SINCE 1970)が刊行されました。 本書では展覧会出品作品をフルカラーで紹介するとともに、9人の執筆者による1970年以降の現代日本の視覚文化論を収録しています。

今回のイベントでは、「JAPANORAMA」展をキュレーションした長谷川祐子先生、本書執筆者から小林康夫先生、星野太先生をお招きし、現代日本の視覚文化の鉱脈を探ります。

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受付締め切り: 2021年7月25日(日) 15:00まで

【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。

【対象商品】
・イベント参加券 1,300円(税込)
・書籍『ジャパノラマ』(水声社・3,300円/税込)+イベント参加券(1,000円/税込)+送料(500円/税込) セット 4,800円(税込)
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【オンラインイベント アーカイブ配信のお知らせ】
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【プロフィール】
長谷川 祐子 (はせがわ・ゆうこ)
現在、東京芸術大学大学院教授、金沢21世紀美術館館長、犬島家プロジェクト・アーティスティックディレクター。専攻、近現代美術史、美術館学、キュレイトリアル理論。批評を基盤とするキュレイトリアル実践を内外で展開。イスタンブール(2001年)、上海(2002年)、サンパウロ(2006年)、UAEシャルジャ(2014年)、モスクワ(2017年)、タイランド(2021年)にて、ビエンナーレを単独・共同企画。日本現代美術については「ジャパノラマ」展のほか、菅木志雄、田中敦子、池田亮司、ダムタイプ、ライゾマティクス、SANAAなどの個展を企画。また主な著書に、『破壊しに、と彼女たちは言う――柔らかに境界を横断する女性アーティストたち』(東京芸術大学出版会、2017年)、『キュレーション――知と感性を揺さぶる力』(集英社新書、2013年)、『女の子のための現代アート入門――MOTコレクションを中心に』(淡交社、2010年)などがある。

小林 康夫 (こばやし・やすお)
1950年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授。専攻、表象文化論、哲学。主な著書に、『《人間》への過激な問いかけ――煉獄のフランス現代哲学(上)』『死の秘密、《希望》の火――煉獄のフランス現代哲学(下)』(水声社、2020/2021年)、『オペラ戦後文化論1 肉体の暗き運命1945-1970』『オペラ戦後文化論2 迷宮の時代1970−1995』(未來社、2016/2020年)、『絵画の冒険』(東京大学出版会、2016年)などがある。

星野 太 (ほしの・ふとし)
1983年に生まれる。現在、東京大学大学院准教授。専攻、美学、表象文化論。主な著書に、『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、主な訳書に、ジャン゠フランソワ・リオタール『崇高の分析論――カント『判断力批判』についての講義録』(法政大学出版局、2020年)、カンタン・メイヤスー『有限性の後で――偶然性の必然性についての試論』(共訳、人文書院、2016年)などがある。