長谷川祐子 未来支度の部屋 vol.1「建築の未来支度」

本学教授で金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子先生によるトークシリーズ 「未来支度の部屋」が始まります。当日会場へご来場いただけない方向けにYouTubeでのライブ配信もありますので、ぜひご覧ください。詳細はこちらをご確認ください。

今、私達は大きな転換点を迎えています。さらにコロナウイルスの世界的な感染拡大により、加速度をつけ様々なシステムが変わりつつあります。美術館もそうした環境と無関係ではありません。これから始まる「館長トーク 長谷川祐子『未来支度の部屋』」では、様々なジャンルで未来を模索しながら先端を走り続けるゲストをお迎えし、それぞれの視点から“今”を捉え、未来を迎えるにあたりその指針や希望を紐解き、みなさんとともに未来支度を始めます。
第1回の「建築の未来支度」のゲストは、妹島和世+西沢立衛 / SANAA。もちろん金沢21世紀美術館の建築の設計者です。美術館建設当時の秘話からその後の活動、そしてそれらを経て建築の未来はどのような変化を遂げるのか、SANAAのお二人とともに長谷川祐子新館長が語ります。

ゲスト:妹島和世+西沢立衛 / SANAA
(新型コロナウイルス感染拡大の状況によりライブ配信のみになる場合があります)

日時:2021年6月15日(火)18:30〜20:00
会場:金沢21世紀美術館 シアター21
定員:60名(友の会会員限定、先着順)※定員に達したため申込受付を終了しました。
料金:無料
お問い合わせ:金沢21世紀美術館 友の会
TEL:076-220-2814
主催:金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]

プロフィール
SANAA
妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット。1995 年東京にて設立。2004年ヴェネチアビエンナーレ国際建築展 金獅子賞、2010年プリツカー賞など数多くの賞を受賞。主な作品に、金沢21世紀美術館、Dior 表参道、ニューミュージアム(アメリカ)、Rolex ラーニングセンター(スイス)、ルーヴル=ランス(フランス)、グレイス・ファームズ(アメリカ)など。

妹島 和世(せじま・かずよ)
1956年生まれ。1981年日本女子大学大学院修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とSANAA 設立。現在、横浜国立大学大学院建築都市スクール(Y-GSA)教授、ミラノ工科大学教授、日本女子大学客員教授、大阪芸術大学客員教授。

西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)
1966年生まれ。1990年横浜国立大学大学院修了。妹島和世建築設計事務所を経て1995 年妹島和世と SANAA 設立。1997年西沢立衛建築設計事務所設立。現在、横浜国立大学大学院 Y-GSA 教授。

長谷川祐子(はせがわ・ゆうこ)
金沢21世紀美術館 館長 / 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教授
キュレーター/美術批評。京都大学法学部卒業。東京藝術大学美術研究科修士課程修了。水戸芸術館学芸員、ホイットニー美術館客員キュレーター、世田谷美術館学芸員、金沢21世紀美術館学芸課長及び芸術監督、東京都現代美術館学芸課長及び参事を経て、2021年4月から現職。犬島「家プロジェクト」アーティスティック・ディレクター。文化庁長官表彰(2020年)、フランス芸術文化勲章(2015年)、ブラジル文化勲章(2017年)を受賞。これまでイスタンブール(2001年)、上海 (2002 年)、サンパウロ (2010 年)、シャルジャ(2013年)、モスクワ(2017年)、タイ(2021年)などでのビエンナーレや、フランスで日本文化を紹介する「ジャパノラマ:日本の現代アートの新しいヴィジョン」、「ジャポニスム 2018:深みへ―日本の美意識を求めて―」展を含む数々の国際展を企画。国内では東京都現代美術館にて、ダムタイプ、オラファー・エリアソン、ライゾマティクスなどの個展を手がけた他、坂本龍一、野村萬斎、佐藤卓らと「東京アートミーティング」シリーズを共同企画した。主な著書に、『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』、『「なぜ?」から始める現代アート』、『破壊しに、と彼女たちは言う:柔らかに境界を横断する女性アーティストたち』など。