不在此見(Not in this Image)


 
本学大学院国際藝術創造研究科修士課程在学中の金秋雨さんがキュレーターとして参加する展覧会「不在此見(Not in this Image)」が、台湾の国立台北芸術大学の関渡(クアンドゥ)美術館で開催されています。

不在此見(Not in this Image)
会期:2020年09月11日〜11月22日
会場:Kuandu Museum of Fine Arts(Taipei National University of the Arts)
参加アーティスト:八木良太、谷口曉彥、松原茉莉、許鈞宜、楊祐丞、謝佑承
キュレーター:金秋雨、許鈞宜

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この展覧会は、台湾と日本の6名のアーティストの作品によって構成され、イメージに内包された空間と時間の虚無(nothingness)の特性の探索を旨に、異なる視点からこの時代に存在するメディア、技術、素材、テキストを省みる。

謝佑承(Hsieh Yu Cheng)は光の特殊性を用いて日常メディアの脱構築を図り、観察可能な物質的条件を明らかにした。楊祐丞(Randy Yang)はオブジェクトの再構成を通して、視覚・聴覚・思考の連鎖を一斉に変化させた。松原茉莉(Mari Matsubara)の作品は、イメージが生成される前後の曖昧な瞬間に触れ、一方、八木良太(Lyota Yagi)は既製のオブジェクトとテキストを対象に、(観る)経験の連なりのグラデーションを呈した。許鈞宜(Hsu Chun Yi)は作品を通して、モンタージュと知覚の境界線問題を再考し、映画の本質への帰還を図った。谷口曉彥(Akihiko Taniguchi)はプログラミングの手法で、仮想空間における空間的視野の偶然なリプレイスを表現した。