2020年度 東京藝術大学公開講座
大人のための藝大ムジタンツクラブ
みんなで楽しむ音楽とダンス!オンライン!
〈音楽と魔法〉

 

本年度も一般公開講座「藝大ムジタンツクラブ」を開催します。
普段は参加者のみなさんと一緒に時間と空間を共有し、体験的・身体的に音楽で遊び、楽しみ、学ぶムジタンツですが、現在の状況を鑑みて本年はオンラインでの開催に挑戦します。

今回のテーマは〈音楽と魔法〉。作曲家モーリス・ラヴェルの楽曲を扱います。
ラヴェルはこの世のものではない存在や、美しく、妖しく、儚い幻想の世界が大好きでした。彼の音楽には、そういった世界観が多く描かれています。
ラヴェルの創造の森には、いたずら好きの妖精や、魔女や、もののけが暮らしています。本プログラムはそのような創造の森を探索しながら、「魔法の鍵」を集め、音楽と魔法の謎を解き明かしてゆく、双方向オンラインゲーム形式で行います。(予定)

オンラインはいわば魔法道具の一つ。ボタン一つで異空間へとワープできます。

一方で、オンラインでのコミュニケーションに、不自由さやもどかしさを感じている方もあるかもしれません。音楽やダンスを介した非言語コミュニケーションを通し、現在みられているコミュニケーションの課題についても考えることができるのではないでしょうか。
非言語コミュニケーションが、オンライン上ではどう変わるのか?あるいは変わらないことがあるのか?
乞うご期待です。

楽器を持っての参加も歓迎します。
音楽やダンスの経験は問いません。

※ビデオ会議システムZoomを使用する予定です。参加にはインターネット環境が必要となります。

 

 

日時:2020年9月6日(日)  14:00~16:00
開催場所:オンライン(リンクなど参加方法の詳細は、受講生の方に改めてお知らせします)

お申し込み:
お申し込みの受付は終了しました。

お申し込み期間:2020年7月1日(水)〜8月16日(日)

講習料:2,800円

対象:高校生以上

※予定していた親子向け講座「藝大ムジタンツクラブ 親子で楽しむ音楽とダンス!」は延期となりました。開催時期については、現在のところ未定です。


〈ムジタンツについて〉

ムジタンツとは、ドイツ語のMusik(音楽)とTanz(ダンス)を組み合わせた造語。クラシック音楽と身体を使った「あそび」と「まなび」のワークショップです。
身体を動かしながら音楽を体験・体感すること、作品との対話を通して多様な価値観に触れること、作曲家の創造のプロセスを紹介し追体験することで創造力を刺激することを目指しています。
また、音楽的な活動を通して、好奇心から発展する学びや創造性(想像性)、コミュニケーション能力、他者と協働で思考を深めたり新たな価値を生み出していく能力を育むためのアプローチをします。

 

〈講師プロフィール〉

酒井 雅代(さかい まさよ)
東京藝術大学国際芸術創造研究科助教。
桐朋学園大学、同大学研究科修了(ピアノ専攻)。室内楽を主とした演奏活動を行う。2008年~15年、桐朋学園大学嘱託伴奏員。各方面で音楽ワークショップ、ファシリテーター・トレーニングの企画・運営に携るなど、音楽を使ったコミュニティ・プログラム、教育プログラムの研究・実践を行っている。

 山崎 朋(やまざき とも)
東京藝術大学国際芸術創造研究科教育研究助手。
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、同大学院芸術環境創造分野修了。学生時代よりコンテンポラリーダンスやマイム、舞踏に影響を受け、振付作品の創作や演劇・ダンス作品への出演などを行う。また近年は音楽家・美術家・建築家などとの共同制作や、カフェ・移動図書館・街歩きツアー・区役所など多様な場とのコラボレーションによる作品制作に取り組むプロジェクト「居間 theater」の中心メンバーとしても活動中。

 

※初年度(2018年度)の開催レポートをこちらのページにてご覧いただけます。

 


お問い合わせ:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教員室
info-ga(at)ml.geidai.ac.jp