特別演習:
久保田慶一先生(国立音楽大学副学長・教授)を迎えて

以下の通り、西洋音楽史、特に18世紀ドイツ音楽では日本を代表する研究者であり、最近では音楽家のキャリア形成の研究でも知られる久保田慶一先生をお招きして特別演習を行います。
今回の特別講義は枝川明敬研究室と毛利嘉孝研究室の合同演習として行われますが、興味のある方はどなたでも聴講できます。貴重な機会でもありますので、ぜひご参加ください。

日時:6月26日(水) 13:00から
場所:千住キャンパス 第5講義室

講義者:久保田慶一(国立音楽大学副学長・教授)


 

・今回の講義については、久保田先生より次のように概要をいただいています。

今回の前半の講義では、現代のクラシック音楽のコンサートの制度の誕生とその歴史について、後半の講義では、このようなコンサートを成立させている音楽美学的な諸前提、具体的には、音楽作品の概念、音楽聴の特性などについて、考察し、演奏家にとって、そして聴衆にとって、いいコンサートとはなにか、より深い音楽経験はどのようにして可能になるのかを考えてみたいと思います。


 

久保田慶一先生略歴:

東京芸術大学音楽学部、同大学大学院修士課程を修了。1999年、東京芸術大学より「博士(音楽学)」を授与。ドイツ学術交流会の奨学生として、ドイツ連邦共和国のフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授を経て、現在、国立音楽大学教授。専門は、西洋音楽史。特に18世紀のドイツ音楽。

著書に「バッハの四兄弟」(音楽之友社)、「バッハキーワード事典」(春秋社)、「エマヌエル・バッハ」(東京書籍)、「音楽用語ものしり事典」(アルテスバブリッシング)、「西洋音楽史100エピソード」などがある。


お問い合わせ:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教員室
info-ga(at)ml.geidai.ac.jp