キュレーター:戴 周杰(GA研究生)
「GAxFM」
東京藝術大学大学院映像研究科作品上映会

 

国際芸術創造研究科研究生の戴 周杰がキュレーターを務める上映会が開催されます。

会期: 2019.03.18(月)〜2019.03.19(火)  10:30(開場) 11:00(開演)
会場: 東京藝術大学上野校地美術学部中央棟第一講義室
主催:「GAxFM」東京藝術大学大学院映像研究科作品上映会 執行委員会
協力: 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科・東京藝術大学大学院映像研究科

*本編上映後にはトークセッションを予定しております
*参加無料 申込不要 全席自由 日本語のみ

 

 

 

企画について

東京藝術大学大学院映像研究科(FM)は2005年に設置されました。本研究科は学部をもたない独立研究科として横浜市に開設され、日本初の国立映画学校となりました。発足当初よりその教育・研究理念として制作の現場をもつ実践的な知の集積を掲げています。単に各専門領域における製作者ばかりでなく、社会の実践的分野においても活躍しうる高度の知見と経験をもつ専門家 ( 芸術家や教育研究者 ) を養成することを目標としています。
一方、2016年の春に新設された国際芸術創造研究科(GA)アートプロデュース専攻は、美術、音楽、映像等、さまざまな芸術ジャンルを複眼的な視点で捉え、多様な価値観に新たな文脈を提示すべく、芸術文化活動を構想・実践している研究科です。

横浜にある映像研究科は、国際芸術創造研究科が設置されている東京藝術大学のメインキャンパス上野から離れた場所にあります。そのため、横浜校地の学生と上野校地の学生との作品を通じての交流機会は非常に少ないと言っても過言ではありません。
そこで今回、GAの立場から映像作品のキュレーションを行うことで、上野と横浜の学生を繋げることを試みました。上映プログラム作成からトークイベント企画までのキュレーションプロセスの中で映像研究科を巻き込んでいくことにより、両者の架け橋のような役割を果たせるのではないかと考えています。

テーマが「GAxFM」であるように、今回の上映会では国際芸術創造研究科(GA)アートプロデュース専攻と映像研究科(FM)の学生対談を行い、両者の交流を深めます。また、今回の上映プログラムにおいては、映像研究科の学生による実習作品のみならず、映画専攻監督領域の黒沢清教授が監督を務めた、2本の実習作品の上映も行います。映像研究科が行ってきた国際教育を更に強化することを狙い、海外コラボ制作作品や海外ワークショップ作品など国際的な発信力を持つ作品の一斉上映となります。

*GAとは国際芸術創造研究科の英語名Global Artsの頭文字です。
*FMとは映像研究科の英語名Film and new Mediaの頭文字です。

 

 

 

 


キュレーター
戴 周杰(タイ・シュウキ)

1993年中国湖南省岳陽市生まれ。
2015年中国北京電影学院広告監督専攻卒業、2018年東京藝術大学映像研究科映画専攻修士課程修了。現在同大学国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻研究生課程在籍。監督を担当したCM作品「生命の水」(2013)が第8回中国広告金駒賞にて優秀賞を受賞。学部卒業作品「魚香寿司」(2015)が第36回イラン国際映画祭、第9回前橋映像祭に正式出品。「映画祭」と「フィルムキュレーション」というキーワードを研究テーマに設定し、映画作家とフィルムキュレーターの二つの立場を往復しながら、映画制作と映画祭の企画運営に携わる。主な実績としては、第1回在日中国人留学生映画祭(2018)に共同キュレーターとして参加。

 

お問い合わせ:
「GAxFM」東京藝術大学大学院映像研究科作品上映会 執行委員会
メール:daychoujay@gmail.com/ jerrysunflower.yang@gmail.com