何を聴いているのか教えて! vol.2
「打楽器音楽と聴くこと」

音楽を聴くって一体なんだろう?

本企画は箕口一美講師による「アートプロデュース演習」授業の一環で、本研究科アートプロデュース専攻修士課程堀安祐子が企画を務めるプロジェクトの第二弾として開催されます。
予約不要、入場無料です。ふるってご参加ください。

日時:2019年1月20日(日) 14:00-(13:30開場、上演時間は90分程度を予定)
会場:東京芸術大学上野キャンパス 音楽学部 第一ホール
予約不要・入場無料

ゲスト:會田瑞樹(打楽器奏者)
司会・進行:堀安祐子(大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修士課程1年)

イベントページURL:https://www.facebook.com/events/756021951398901/?ti=cl

近年、音楽再生メディアやコンサート会場などに関する研究は少しずつ進んでいますが、音楽の哲学の一部である聴取論は非常に難解で、一般に話題にするにはまだ厚い壁があるように思われます。聴くことをもっと気軽に話題にしたいという思いから、様々な立場で音楽に関わっている方から、自身の実践の中での「聴くこと」についてお話していただこうと本シリーズを企画いたしました。
第二回のゲストは打楽器奏者の會田瑞樹さんです。これまで8年ほどのキャリアの中で約200の新作の初演を手がけてきた會田さん。まだ誰も聴いたことのない譜面を実際の音にすること、そして、音高以外の要素が複雑に絡みあう打楽器音楽における聴くこと、という二つの側面から聴くことに迫ります。
(堀 安祐子)

 

演奏予定曲目(45分程度、都合により変更になる場合がございます)
八村義夫:《ドルチシマ・ミア・ヴィタ》(1981)
水野修孝:《ヴィブラフォン独奏のための三章》(2013)
福井とも子:《color song 4-anti vibrant-》(2014)
権代敦彦:《光のヴァイブレーション》(2016)
青柿将大:《Reverse Graffiti for vibraphone solo》(2018)
金子仁美:《分子の香り ー3Dモデルによる音楽Ⅱー》(2018)

 

 

ゲストプロフィール:
會田瑞樹 Mizuki AITA
打楽器奏者。1988年宮城県仙台市生まれ。
日本現代音楽協会主催第九回現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅸ」において第二位入賞。2014年NHK-FMリサイタルノヴァ出演、第四回世田谷区芸術アワード”飛翔”音楽部門受賞。
2016年NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」において會田の演奏を一時間に渡って特集した「打楽器百花繚乱 —Percussion Extraordinaire Mizuki AITA—」全国放送は現代音楽コンテンツの中でも異例の好評を博し再放送が続いている。これまでに3枚のアルバム『with…』(朝日新聞推薦盤)『ヴィブラフォンのあるところ』(レコード芸術特選盤)『五線紙上の恋人』(レコード芸術準特選盤)を発表しいずれも高い評価を得た。打楽器のための新しいレパートリーの発展を活動の中心に据え、これまでに150作品以上の新作初演を手がけている。
ホームページ・http://mizukiaita.tabigeinin.com


主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科箕口一美研究室
助成:武藤舞音楽環境創造教育研究助成金

お問い合わせ:ayukohori16(a)gmail.com(堀)