2018年 第2回ポストメディア研究会
特別セミナー:
依田富子
「『なんクリ』再起動—文学論とメディア論の間で」

以下のとおり、2019年度第2回ポストメディア研究会としてハーバード大学の依田富子教授をお招きして、研究会を開催いたします。興味のある方はどなたでも歓迎ですので、ぜひご参加ください。

日時:2018年6月17日(日)15:00~17:00
会場:東京藝術大学千住キャンパス第1講義室

報告者:依田富子(ハーバード大学 教授)
司会:毛利嘉孝(東京藝術大学)
※発表は日本語で行われます。

発表概要:
『なんとなく、クリスタル』は、夥しいブランド名の羅列とそれに付せられた注などによって、80年代文化を予兆(あるいは事前にパロディー化)した小説とされてきた。本発表では、『なんクリ』を、ブランド文化を表象(represent)した小説というよりも、ブランドのように作動(operate)するメディア装置と見立て、再読ならぬ「再起動」を試みたい。また、それによって、分断として語られがちな80年代的なものと90年代的なものの関係性を考える糸口を探る。

 

報告者略歴:
依田富子 Tomiko YODA


ハーバード大学東アジア言語文明学部日本学Takashima教授。デューク大学、コーネル大学を経て現職。著書にGender and National Literature: Heian Texts and the Constructions of Japanese Modernity (Duke, 2004)、ハリー・ハルトゥニアンと共著にJapan After Japan: Social and Cultural Life from the Recessionary 1990s to the Present (Duke, 2006)。専門は、日本文学、メディア研究、フェミニズム研究。現在1970年代と80年代のメディア文化の変容を検証する単著“Girl Time: Micro-politics of Media Culture“を執筆中。

 

この研究会は、平成29-32年度科学研究費基盤研究B「ポストメディア文化研究の理論構築:創造産業の日英比較を中心に」(研究代表者:毛利嘉孝、課題番号:17H02587)の研究活動の一環として開催されます。

主催:ポストメディア研究会 Post-Media Research Network (PMRN) 、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

お問い合わせ:
ポストメディア研究会
postmedia.research.net(a)gmail.com
HP  http://postmedia-research.net